ソウル市は、新型コロナウイルス感染症により外での活動が減った市民が、防疫心得を守りながら美しいハンガン(漢江)に沿って歩けるように、モバイルアプリを活用した道案内システムを開発した。
ソウル市ウォーキングアプリ「ウォークオン」にハンガン(漢江)沿いの12コースの地図とGPS機能を搭載して、道案内のガイドがいなくても、モバイルアプリで歩くコースと現在地を確認しながら、誰でも「ひとりウォーキング」を楽しむことができる。
コースは、▴1コース(ソウル市庁~ハニャンデ駅) ▴2コース(ハニャンデ駅~カンビョン駅) ▴3コース(カンビョン駅~チャムシルナル駅) ▴4コース(チャムシルナル駅~チャムシル駅) ▴5コース(チャムシル駅~ソウルスプ駅) ▴6コース(ソウルスプ駅~ハンナム駅) ▴7コース(ハンナム駅~トンジャク駅) ▴8コース(スンシルデイック駅~マポ駅) ▴9コース(マポ駅~ワールドカップキョンギジャン駅) ▴10コース(ワールドカップキョンギジャン駅~チュンミ駅) ▴11コース(チュンミ駅~ヨイナル駅) ▴12コース(ヨイナル駅~ソウル市庁)の全12コースだ。
各コースの主要観光地や歴史についてもSNSで新しく提供する予定だ。カンナム(江南)の発展とヨンドンデギョ(永東大橋)の建設をテーマとした5コース、チョンジョ(正祖)大王行次の道であるノリャンジン(鷺梁津)とナムテリョン(南泰嶺)をテーマとした8コースなど、2千年の歴史都市・ソウルを体感できるコンテンツを、カカオトークの「ささやかなウォーキング」チャンネルで確認することができる。
ソウル市は新しく構築したシステムを活用し、ハンガン(漢江)沿いのコースを歩く「ひとりウォーキング・ハンガン(漢江)」チャレンジを11月2日(月)から21日(土)までの3週間開催すると明らかにした。
参加を希望する市民はスマートフォンに「ウォークオン」のアプリをインストールすることで参加できる。アプリのホーム画面下にある「チャレンジ(トロフィーのアイコン)」をタップすると、ハンガン(漢江)沿いの12コースが表示される。その中から好きなコースを選択し、「スタート」をタップして歩き始め、ゴールに着いたら「完了」をタップする。
ゴールまで歩いた人にはコースごとに抽選で商品券(モバイルドリンクチケット、コンビニ商品券)や景品(かばん、カイロなど)を提供する。コースを一度に歩くことができなくても、チャレンジ期間中に最後まで歩くことができればゴールとして認められる。景品などに関する質問は、該当のコースの保健所に問い合わせが可能だ。
チャレンジに参加する時は防疫心得を必ず遵守しなければならない。発熱または呼吸器症状がある場合は参加してはならず、ウォーキング中にマスクの着用とソーシャル・ディスタンシングを守る必要がある。周囲の人々と大声で会話をしたり、握手やハグなど体に触れたりする行為は自粛し、咳エチケットを遵守しなければならない。また、コースに設置されている運動器具などにはなるべく触れないようにする必要がある。
ソウル市は、「ひとりウォーキング・ハンガン(漢江)」チャレンジを試験運営した後、参加者の満足度と参加率を分析し、コースを追加で開発して事業を拡大する予定だ。