韓蒙国交正常化25周年とソウル‐ウランバートル姉妹締結20周年の節目を機に、パク・ウォンスン(朴元淳)市長が3泊4日(9月20~23日)の日程でモンゴルの首都ウランバートルを訪問します。今回の訪問は、ウランバートルのエルデネ・バトウール(Erdene Bat-Uul)市長が5月にソウルを訪問したことに対する答訪です。ソウル市は、今回の訪問を通じ、20年間に渡って維持してきた両都市間の友好をさらに深めると同時に、経済的実利も収めたいとしています。
急激な都市化が進むウランバートルは、「ハンガン(漢江)の奇跡」を起こしたソウル市の開発のノウハウを学ぼうと意欲満々です。端末にICカードをかざして決済するソウル市の交通カードシステムは、7月から正式にサービスが開始されました。
パク市長はウランバートル市長と面会し、スマートシティや環境、災害セキュリティ、都市計画など、都市発展に向けた政策交流及び事業推進を強化する政策共有共同宣言を発表する予定です。
パク市長は、ウランバートルとの交流・連携強化の他にも、モンゴル外務省が主催する「第2回北東アジア市場フォーラム」での基調演説やモンゴルのツァヒアギーン・エルベグドルジ(Tsakhiagiin Elbegdorj)大統領との面談などを通じ、北東アジアをリードする都市「ソウル市」をアピールする計画です。
パク市長は、「限りなき挑戦とコミュニケーションというノマド(遊牧民)精神がモンゴル大帝国を築き上げたように、ソウル市とモンゴルの継続的なコミュニケーションと交流が、両都市はもとより、アジアの発展も後押しすることを期待する」と述べています。