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プレスリリース

  • パク市長、世界45都市の市長と「コロナ19テレビ電話会議」、ソウルのノウハウ共有 

  • プレスリリース SMG 636
    • LA、パリ、ロンドン、ミラノなど3億人以上の都市人口を代表する45都市の市長が参加
    • ソウル市が有するコロナ19防疫・対応ノウハウをベンチマーク、世界各都市の市長の要望により実現
    • 海外で注目されるドライブスルー、スピーディーな診断システム、市民意識の高さなどを紹介
    • ソウル市の迅速な診断技術、大規模な診断システムを高く評価、ノウハウ共有の要望相次ぐ

    パク・ウォンスン市長は、27日(金)23時15分、市長執務室にて世界45の主要都市の市長と「コロナ19共同対応テレビ電話会議」を開き、コロナ19にいち早く対応するためのソウル市の防疫経験とノウハウを紹介した。 参加したのは、ソウル市をはじめ、LA、ロンドン、ミラノ、ローマ、マドリードなど3億6千万人の都市人口を代表する31か国45都市の市長。 この会議は、全世界96の大都市からなるグローバルネットワークC40(都市気候リーダーシップグループ)の議長であるエリック・ガルセッティ(Eric Garcetti)米ロサンゼルス市長がパク市長に緊急提案したもので、海外から注目を集めているソウル市のコロナ19防疫・対応ノウハウを共有してほしいとの要望を受け実現した。 C40(Cities Climate Leadership Group)は、気候変動に共同で対応するための国際機関。96都市が加盟しており、ソウル市は2011年から運営委員会委員都市を務め、現在は副議長都市として活動している。 当初、45分間を予定していた会議は、参加者の議論が白熱し約70分間にわたって行われた。パク市長は、「後手の対応より過剰対応がまだ良い」というソウル市の感染病対応原則のもと、迅速な診断システムなど、先手の対応を実践するソウルのスピーディーな政策を詳しく紹介した。 パク市長は、迅速な診断のために、ドライブスルーやウォーキングスルーなどの選別診療所を導入し、医療陣と患者の感染リスクを最小限にとどめ、患者の重症度に応じて治療施設を分離して運営するなど、対応力を高めるための革新的な事例を紹介した。 また、市民の移動を統制しなくとも、大都市ソウルの機能を維持し、確定診断者の移動経路などの情報を透明に公開することで感染リスクを防ぐことができたのは、民主的で成熟した市民意識の表れであると強調した。 このテレビ電話会議でエリック・ガルセッティLA市長は、危機的状況下における都市間の経験とノウハウ共有の重要性を強調し、ミラノのジュゼッペ・サーラ市長は、ミラノで実施した1か月間の封鎖措置の経験から得た教訓と勧告事項を共有した。また、シエラレオネ・フリータウンのアキ・ソイヤー市長は、資源が少なく人口密度の高い都市環境で、感染症の大流行に備えることがいかに難しいかについて言及した。 特に、現在ヨーロッパで感染拡大がもっとも深刻なミラノのサーラ市長は、「コロナ19の拡散を防ぎミラノ市民を保護するためにできる限りの努力をしている」「危機を乗り越えて都市がふたたび躍進するためには直ちに措置を講じるべきであり、失業や賃金削減などで苦しんでいる市民や脆弱階層への支援のために相互救援基金(Mutual Aid Fund)を設立した」と話した。 サディク・カーンロンドン市長は、「今、都市は危機の真っ只中にあり、コロナ19の感染を阻止するためには、世界的にもこれまでに例のない思い切った措置が求められる」「各国の事例を共有し互いに学ぶことが重要であり、感染病が及ぼす影響を最小限に抑えるために、ロンドンは海外のパートナー都市と共に協力する用意がある」と話した。 また、アンヌ・イダルゴパリ市長は、「パリ市は封鎖措置を原則とし、感染病の拡散抑止と市民の保護に努めている」「毎晩エッフェル塔にコロナ19と闘うパリ市民と医療陣を励ますためのメッセージを映し出し、市民に『家から極力出ないよう』繰り返し呼びかけている」と話した。 このほかにも、インドネシア・ジャカルタ、米サンフランシスコ、インド・デリー、コロンビア・ボゴタなど、世界各国の主要都市の市長が、各都市におけるコロナ19の現状と対応策を共有し、ソウル市の優れた対応策に高い関心を示した。 これに先立ちソウル市は、3月16日、全世界71の姉妹友好都市の市長に対し、市長名義で書簡を送り、ソウル市と国内におけるコロナ19の対応状況を積極的に紹介している。書簡を受け取った各都市からは、ソウル市のコロナ対応策を共有してほしいとの要望が相次いでいる。 エリック・ガルセッティLA市長は、この会議を今回だけで終わらせるのではなく、情報共有プラットフォームなどを通じて継続的に連携することを提案し、会議は終了した。 パク・ウォンスンソウル市長は、エリック・ガルセッティ市長の言葉に共感を示し「今回のテレビ電話会議で、コロナ19の拡散によって全世界がいかに深刻な危機に瀕しているかを実感した。コロナ19のような世界的な問題を解決するためには、国家間、都市間の連帯が何よりも重要だ」とし「ソウル市はコロナ19防疫・対応の過程で培った経験とノウハウを国際社会に積極的に共有し、世界的な危機に共に対処していきたい」と話した。   【添付1】参加都市と写真 ☐ 参加都市 アメリカ(LA、サンフランシスコ、ヒューストン、ボストン、マイアミ、ポートランド、フェニックス、オースティン)、カナダ(モントリオール、バンクーバー)、イタリア(ローマ、ミラノ)、スペイン(マドリード、バルセロナ)、ドイツ(ハイデルベルク)、フランス(パリ)、イギリス(ロンドン)、オランダ(ロッテルダム)、ポルトガル(リスボン)、ノルウェー(オスロ)、トルコ(イスタンブール)、ポーランド(ワルシャワ)、ギリシャ(アテネ)、中国(広州)、韓国(ソウル)、日本(東京)、インドネシア(ジャカルタ)、インド(デリー、カルカッタ)、フィリピン(ケソン・シティー)、香港、ブラジル(クリチバ)、エクアドル(キト)、チリ(サンティアゴ)、メキシコ(グアダラハラ)、コロンビア(ボゴタ)、イスラエル(テルアビブ)、UAE(ドバイ)、南アフリカ共和国(ヨハネスブルク、ダーバン)、セネガル(ダカール)、ガーナ(アクラ)、タンザニア(ダルエスサラーム)、シエラレオネ(フリータウン)、オーストラリア(メルボルン) ☐ 写真資料(出所:https://www.flickr.com/photos/c40citieslive/)