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  • パク・ウォンスン(朴元淳)市長 米スタンフォード大学で「ガバナンスと革新」を テーマに特別講演

  • ソウル市総合ニュース SMG 3,627

    ソウル型創造経済モデルの確立を目指し、都市間の連携強化に向け米国を公式訪問中のパク・ウォンスン(朴元淳)市長は9月25日、サンフランシスコのスタンフォード大学で「ガバナンスと革新でつくり上げる新たなソウル」をテーマに特別講演を行いました。

    この日の講演は、同大学のアジア太平洋研究センターが、2005年に客員教授として同大学で研究を行ったことのあるパク市長に講演を要請することで実現し、約100人の学生と教授が会場に詰め掛けました。

    パク市長は、ソウル市長として「ガバナンス」と「革新」の価値を基に、この時代が直面する様々な都市問題の解決に向けて取り組んできた行政経験や「ソーシャルデザイナー」として生きてきた自身の人生経験など、様々な内容について語りました。

    パク市長は、世界の各都市が直面する貧困・不平等や気候変動・地球温暖化、少子高齢化などの社会問題の解決に向け、これまでとは違う革新的な代案を探る必要があると強調しました。

    例えば、ソウル市はパク市長就任後、「市民が市長」をモットーに、市民の意見に自ら耳を傾ける「聴策」を実施し、ツイッターやフェイスブックといったSNSを活用した市民との交流をはじめ、住民を巻き込む予算編成、市の行政情報の公開、現場市長室の運営といった行政革新を試み、そうした取り組みが評価され、2013年に国連公共サービス賞の大賞を受賞しました。

    ソウル市は、▲ソウル市民の福祉基準 ▲エコマイレージ制度 ▲一人暮らしの女性総合支援政策 ▲反腐敗清廉建設行政システムで2013年に国連公共サービス賞を受賞しました。これでソウル市は、アジア・太平洋地域に割り当てられた12の賞のうち4つを獲得し、1回における最多受賞機関、通算最多受賞機関となりました。

    • キャンパスの全景
    • 図書館の内部

    パク市長は、これまでの人生経験については、大学生活や人権弁護士、参与連帯での活動、美しい財団及び希望製作所の設立などについて語り、「社会は夢見る人のもの」というメッセージを伝えました。

    パク市長は講演終了後、スタンフォード大学のホットプレース「起業インキュベーター・デザインスクール」を視察しました。同スクールは、世界的なソフトウェア会社「SAP」の共同創業者のハッソ・プラトナー氏が設立し、アイデアをデザインする方法を教え、実行し、学び(Learn by Doing)、協業を重視するデザインスクールです。

    また、パク市長は、米国のシリコンバレー起業投資会社2社(Formation8、AngelList)と了解覚書(MOU)を締結し、ソウル市の起業家への投資拡大と優れた企業の育成に向けて連携することで合意しました。例えば、ソウル市は優れた企業を発掘・推薦し、これらの機関は検証などを通じて投資の是非を決定します。

    パク市長は、「自分にしかない特化された技術と知識を基に数多くの起業家が成功を収めた知識産業型拠点であるシリコンバレーの訪問を機に、ソウル市がグルーバルな起業都市として飛躍できるよう、多くの関心と支援をお願いしたい。ソウル市も、Formation8やAngelLisをはじめ、シリコンバレーの企業が行う韓国内での投資についてはできる限りの行政支援を惜しまない」と述べました。

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