イタリアを訪問中のパク・ウォンスン(朴元淳)市長は、2017年9月8日、ローマ市庁でヴィルジニア・ラッジ(Virginia Raggi)ローマ市長と会談し、約1時間ほど会話を交わして交通、環境、観光などの分野における両都市の革新政策の交流・協力方案を模索した。
パク・ウォンスン市長とヴァルジニア・ラッジ市長の出会いは、今回が初めてである。2人は、弁護士出身であるという共通点の他にも、社会運動と市民参加を通じて持続可能な都市発展を推進してきた革新市長である点などにおいて、似たもの市長と言われている。
この日の会談中、パク・ウォンスン市長は、ヴィルジニア・ラッジ市長の公約事項でありローマ市が現在最も関心を持っている「交通」と「ゴミ処理」分野においてソウル市が先導的に推進している革新政策を積極的に紹介した。また、パク市長はユネスコ文化遺産の17%が集中しており、年間2千8百万人の外国人観光客が訪れる世界的な観光大国のローマ市と観光政策ノウハウを共有した。
パク・ウォンスン市長は、「今回のローマ市長との出会いを契機に、両都市の共通の関心事である環境、気候変動への対応分野において持続的・実質的な交流と協力を一層強化させ、特に交通とゴミ処理分野における革新政策を相互共有することにより、市民の日常的な暮らしの質が向上されることを期待している」と述べ、また、「ラッジ市長と市民参加と革新分野におけるコンセンサスを形成しているため、新しい革新協力分野を継続して発掘していけるよう、両都市の関係を一層深めていくつもりだ」と語った。