ソウル市は「民主主義ソウル(
http://democracy.seoul.go.kr)」に寄せられた「再開発・再建築時に野良猫を保護する措置を行ったらどうでしょうか?」という市民の提案に対し、パク・ウォンスン(朴元淳)市長が直接答弁をしたと明らかにした。「民主主義ソウル」は2017年10月から運営中である市民参加プラットフォームで、市民とソウル市がともに政策を策定して提案し、討論する窓口だ。再開発・再建築時の野良猫保護に関連する提案は、昨年12月の保健所不妊注射に関する提案後、5千名以上の市民が共感し、市長が直接答弁することになった二回目の事例だ。
市民は「道端で生きていく猫も私たちと共存するべき存在です」、「再開発・再建築現場の状態保全に対する真剣な検討が必要です」、「このような機会に野良猫に対する認識が変わり、動物保護のレベルで全国家的に、大々的な制度の改革が行われることを期待しています」など様々な意見を送った。
これに対しパク・ウォンスン(朴元淳)市長は、映像答弁を通して「ソウル市民のそばで生きている約14万匹の野良猫との共存が必要だ」と述べ、ソウル市ではまず、「都市整備区域内の野良猫保護マニュアル」及び「野良猫民願処理指針」を設けることを明らかにした。これと関連し、ソウル市議会(保健福祉委員会)は年末までに「ソウル特別市動物保護条例」の改正を推進し、都市整備区域内の動物保護とペットの遺棄予防のため、制度的な根拠を設ける予定だ。
また、ソウル市は再開発・再建築地域を中心に市民団体と協力し、動物保護の集中管理地域を選定して2020年から動物保護支援のモデル事業を推進する。当該地域の野良猫に集中して中性化手術を推進して個体数を制限し、飼っているペットは動物登録及び中性化を通して遺棄されないよう、事前に処置を行う計画だ。
民主主義ソウルの答弁映像の要約
最後に、パク・ウォンスン(朴元淳)市長は遺棄動物の治療と引き取り、教育のために設立されたソウル動物福祉支援センターを圏域別に追加で造成し、その役割を拡大して野良猫や遺棄動物の認識改善に取り組むと明らかにした。パク・ウォンスン(朴元淳)市長は、「動物の権利を保障し、野良猫と人間の共存のために市民の皆さんの大切な意見を集め、さらにきめ細かい動物保護、管理政策を設計する」と語った。また、「これからも『市民の生活の問題を解決する都市』を築いていく」と述べ、「民主主義ソウル」に対して、市民の積極的な参加を促した。
パク・ウォンスン(朴元淳)市長の「再開発・再建築地域内の野良猫保護」に対する答弁映像は「民主主義ソウル(
http://democracy.seoul.go.kr)」で確認できる。