パク・ウォンスン(朴元淳)市長は12月11日、ソウル市庁を訪れたシンガポールのリー・シェンロン(李顕龍、Lee Hsien Loong)首相と面会し、ソウル市名誉市民証を贈りました。国家元首がソウル市名誉市民になったのはこれで13番目です。
ソウル市名誉市民は、3年以上(または累積5年)ソウル市に在住する外国人か同市を訪問した主要外賓に与えられるもので、1958年の制定以来92カ国の714人に贈られました。
リー・シェンロン首相は、韓国‐ASEAN特別首脳会議出席のため2泊3日の日程で韓国を訪問し、今回のソウル市訪問は駐韓シンガポール大使館の要請によって実現しました。
パク市長は、シンガポールの政府主導の対外開放型経済推進のノウハウとソウル市のITや交通、上水道といった都市経営のノウハウを共有し、ソウル市‐シンガポール間の交流・協力関係を深めました。
シンガポールは、1人当たりのGDPが世界8位(5万6113ドル、2014年IMF基準)の経済・金融の中心地で、きれいで安全な環境と快適な暮らしの質を備えた都市国家です。また、観光立国として企業経営しやすい環境1位、国家競争力3位、経済自由度2位と、外国人投資が活発に行われている国で、2006年3月の韓国‐シンガポールFTA発効以来、両国間の貿易規模は増加傾向にあります。
パク市長は、「今回のシンガポール首相のソウル市訪問は、韓国とシンガポール両国間の友好関係を深めるだけでなく、両国の貿易規模が増加を続ける中でソウル市‐シンガポール間の交流・協力関係がさらに強化されるきっかけになるだろう」と述べました。