チャムシル(蚕室)・ハンガン(漢江)公園は子供たちの生態体験場としてもっとも良いところです。韓国土着の花を見られる自然学習場としてだけではなく、チャムシル(蚕室)大橋の下に位置した「魚道」では、魚が水中の堰を超えて上流に登るのを水中潜望鏡から直接観察することができます。
再び上流側に赴いてソンネチョン(城内川)を渡ると、クァンナル・ハンガン(漢江)公園に到着します。クァンジンギョ(広津橋)の下部に位置した「クァンナル自転車公園」ではレール自転車やBMX、様々な自転車などを体験することができます。
クァンナル自転車公園を後にして上流の方にさらに歩いてみると、“アムサ(岩寺)生態公園”が表れます。小道のように造成されたアムサ(岩寺)生態公園の遊歩道でヒトエノシジミバナ、スミレ、たんぽぽ、ぺんぺん草、クサノオウ、ライラックなど、様々な草花と旬を迎えた木々が作り出す美しい春の風景を鑑賞することができます。毎月生態学校や観察教室などの体験プログラムも運営しています。
ソウルの森からハンガン(漢江)に連結された陸橋を渡ると、ソンス(聖水)大橋に到着しますが、ハンガン(漢江)上流側に1.5km程度のプロムナードが伸びており、チョンダム(清淡)大橋の方へ歩いてみると、トゥクソム・ハンガン(漢江)公園が見えます。トゥクソム・ハンガン(漢江)公園では‟音楽噴水”が見逃せません。軽快な旋律に合わせて踊る水遊びは、市民に一時の休息と面白い見どころを提供します。
再び上流側に一歩踏み出すとチャムシル(蚕室)鉄橋が現れ、さらに遡ればクァンジンギョ(広津橋)に至ります。橋の上部歩行路を歩いて橋の下の展望台に行くことができます。‟クァンジンギョ(広津橋)8番街”では、毎月異なる公演と展示が運営されているため、豊かな文化生活も楽しむこともできます。
特に第2コースを散歩しようとするなら、今年新たに造成されたトゥクソム・ハンガン(漢江)公園の檜の森をご見学ください。5,000㎡の空間に檜600本をはじめ、松やモミの木など針葉樹4種の計650本が植えてあり、いつでも都心で森林浴を楽しむことができます。森の中にはバラの木1,100本とユリやチューリップなどの草花類の20種(3万本)がまるで虹のように植えられた”虹の香り園”にもアクセスできます。
チャムウォン(蚕院)〜パンポ(盤浦)・ハンガン(漢江)公園、イチョン(二村)・ハンガン(漢江)公園区間のうち、春の最高の名所はパンポ(盤浦)・ハンガン(漢江)公園のソレ島の菜の花畑です。5月初め、黄色い菜の花で溢れたソレ島で一幅の絵のような風景を鑑賞することができます。また、パンポ(盤浦)・ハンガン(漢江)公園はハンガン(漢江)で最も美しい夜景を鑑賞することができる場所として有名ですが、昼にはパンポ(盤浦)・ハンガン(漢江)公園の案内センターからソレ島まで続くチューリップと白いヒトツバタゴが列をなして絶景を成し、夜には刻々と変わるセビッソムの外壁の五色の照明が調和して特別な光景を目にすることができます。
イチョン(二村)・ハンガン(漢江)公園では自転車道路に沿ってケシを見ることもできます。5月末には涼しげな青麦畑が広がります。
最後に紹介するコースは「マンウォン(望遠)・ハンガン(漢江)公園〜ソンサン(城山)大橋〜マポ(麻浦)大橋」区間です。川風に当たりながら静かに歩きたいなら、マンウォン(望遠)・ハンガン(漢江)公園プールの裏に造成された自転車道路やプロムナードに沿って、マポ(麻浦)大橋までまっすぐに伸びた約5kmの道がおすすめです。ハンガン(漢江)の下流に”ナンジ(蘭芝)・ハンガン(漢江)公園”があります。
第4コースで見られる春の花では▲ヤンファ(楊花)大橋の南端にあるチューリップの道、アンヤンチョン(安養川)合流部〜カヤン(加陽)大橋のツツジやシジミバナ、▲ソンサン(城山)大橋〜ヤンファ(楊花)大橋のケシ、▲ナンジ(蘭芝)・ハンガン(漢江)公園のアシの風道、アブラナなどがあります。これ以外にもパンポ(盤浦)・ハンガン(漢江)公園には‟チャムスギョ(潜水橋)の月光花道”とヨイド(汝矣島)・ハンガン(漢江)公園には‟蝶の花畑”や‟チューリップの道”など、ハンガン(漢江)公園内にある特別なお花畑も見逃さないようにしてください。