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文化/観光ニュース

  • ナムサン(南山)図書館・地下鉄キョンボックン駅舎などを「10月の未来遺産」に選定

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,200
    ソウル市は、その地域にまつわる物語がある「今月の未来遺産」を毎月選定して広報を実施している。9月9日(木)~9月23日(木)に行われた投票の結果、「10月の未来遺産」には、ソウルを代表する公共図書館である「ナムサン(南山)図書館」、展示スペースが確保されている独特な地下鉄駅「キョンボックン駅舎」、安全上の事故を予防することの大切さを象徴する「ソンス(聖水)大橋惨事犠牲者の慰霊塔」が選定された。 ① ナムサン(南山)図書館 「ナムサン(南山)図書館」は、日本による植民地時代である1922年10月当時、文化統治の一環として設立されたキョンソンブ(京城府)立図書館から始まっている。植民地支配からの解放以降は、韓国民族のための公共図書館として生まれ変わり、現在の位置に新築移転されてからはソウル市の代表的な図書館のうち1つとして数え上げられるようになったことを受けて、2013年度には未来遺産に選定されている。ナムサン(南山)図書館は、約51万冊の蔵書と約1万7千点の非図書資料等を所蔵しており、またナムサン(南山)の美しい景観を楽しめるという点から、さまざまな地域より利用者を集めている。図書館としての基本的な機能以外にも、特色事業として読書療法プログラム及び文章教育プログラム等を運営しており、生涯教育の場としても活用されている。 ② 地下鉄キョンボックン駅舎 1985年10月より営業されている「地下鉄キョンボックン駅舎」は、1日平均約5万人の市民により利用されている、3号線の主要駅の1つである。キョンボックン駅は、国の指定文化財であるキョンボックン(景福宮)など文化施設に隣接していることから、地下鉄の駅舎であると同時に展示館の役割を果たせるように設計されているが、このような点が他の駅舎とは異なることから、2018年にソウル未来遺産に選定されている。地下鉄キョンボックン駅舎だけの個性である「ソウルメトロ美術館」は、地下鉄3号線の開通と同時に開館した施設で、一般大衆に向けた展示スペースとして貸館して利用が可能であったり、さまざまな美術コンテストを開催する等、都心の中の文化空間として存在感を示している。 ③ ソンス(聖水)大橋惨事犠牲者の慰霊塔 「ソンス(聖水)大橋惨事犠牲者の慰霊塔」は、1994年10月のソンス(聖水)大橋崩壊事故により死亡した32名を追悼するために建設された象徴的なオブジェである。これは、安全上の事故を未然に予防することの重要性を私たちの記憶にとどめるネガティブ遺産として2013年度の未来遺産に選ばれている。この事件をきっかけに、公共インフラに対する全般的な安全点検が行われ、危険が疑われる兆候の見つかった施設に対しては補強工事が行われたことにより、安全上の事故を予防することができた。 「今月の未来遺産」に関するカードニュースやその他の様々な興味深い物語については、ソウル未来遺産ホームページ(futureheritage.seoul.go.kr)の「今月の未来遺産」掲示板や、ソウル未来遺産の公式Facebook・Instagramでも読むことができる。

    10月の未来遺産

    10月の未来遺産
    1. ナムサン(南山)図書館 2. 地下鉄キョンボックン駅舎
    3. ソンス(聖水)大橋惨事犠牲者の慰霊塔  
     
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