① ナグォン(楽園)楽器商店街
「ナグォン(楽園)楽器商店街」は、1970年12月に完工した韓国最大規模の楽器商店街で、楽器・音楽関連の製品や情報交流の中心地の役割を果たしている。竣工当時に初の住商複合建物として建築され、音楽文化の歴史がそのまま残された場所であることから、2013年に未来遺産に選ばれた。現在、ナグォン(楽園)楽器商店街には、管楽器・弦楽器をはじめ、音響機器やアクセサリーなどを販売する商店が221店入店している。② 大韓民国歴史博物館
「大韓民国歴史博物館」は、2012年に開館した、大韓民国の発展に関する資料を収集・保存・研究している教育文化空間である。博物館の現在の目的とともに、博物館として開館する前にも、経済企画院、文化体育観光部の官舎の機能を果たして、大韓民国の経済と文化発展の礎を築いてきた場所であることから、2013年に未来遺産に選ばれた。現在、「大韓民国歴史博物館」は、4つの常設展示館と2つの企画展示館で構成され、大韓民国の発展史をさまざまな角度から照らし出している。現在は、段階的日常回復によって、オンラインで観覧を事前予約したうえで来館できる。③ 独房62号室の冬
1949年12月に発刊された詩集「心」に収録された詩「独房62号室の冬」は、詩人キム・グァンソプ(金珖燮)が約3年8か月もの間苦しい獄中生活を強いられた経験をもとに書いた詩である。日本による植民地時代当時に独立闘士を投獄した苦痛の歴史を持つソデムン(西大門)刑務所の独房の様子が詩によく表れていることから、2016年に未来遺産に選ばれた。 なお、「ソウル未来遺産」は、多数の市民が共有できる共通の記憶と感性を持つ近現代ソウルの遺産として2013年から選定が始められ、現在489個の未来遺産が指定されている。ソウル市は、未来遺産の保存に対する市民の幅広い共感を形成するため、市民といっしょに行う多彩なプログラムを実施している。12月の未来遺産
ナグォン(楽園)楽器商店街 | 大韓民国歴史博物館 |
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