ソウル市は、7月から、ドアを開けたままエアコンをつけて営業している店舗や、室内冷房の温度設定(26℃)を守っていない店舗に対し、最高300万ウォンの過料を課す。
同市は、今夏が史上最悪の電力危機になると予測されることから、明洞(ミョンドン)、江南大路(カンナムデロ)など、商店が密集している大規模商店密集地域8か所に対し、産業通商資源部と自治区との共同で週に2回以上取り締まりを実施するなど、集中的に管理する計画を打ち出した。
さらに、今年は取り締まり対象施設の数も大幅に拡大する。昨年は、室内冷房温度を26℃に制限された、エネルギー多消費施設424か所が取り締まり対象であった。これに対し、今年は、契約電力100kW以上の施設約13,000か所が対象となる。
ただし、医療施設、社会福祉施設、幼稚園などはこの取り締まりの対象からは外される。また、対象施設であっても、教室や実験室、電算室など、物品及び施設を保持するために冷房が必須であると認められる区域については取り締まりの対象としないなど、弾力的に実施する予定である。