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福祉/健康/安全ニュース

  • デザインで犯罪を予防する! チャヤンドン(紫陽洞)「生活安心デザイン」公開

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,237

    citizen patrol

    ソウル市は今回、クァンジン(広津)区チャヤン4ドン(紫陽4洞)に「生活安心(犯罪防止)デザイン」を導入した。これはオーダーメイド型環境改善によって犯罪心理の萎縮効果をもたらし、犯罪を事前に防ごうという趣旨のもと、2012年から推進してきた事業である。 2020年には6つの自治区が応募し、その中からクァンジン(広津)区が選抜された。クァンジン(広津)区チャヤン4ドン(紫陽4洞)の場合、アパートや多世帯住宅が多く、商店街と住宅地域の境界があいまいであるため、家の周辺に自転車を無秩序に放置したり、タバコの投げ捨てなどが多発していることもあって、住民は不安と不快感を感じていた。 そこでソウル市は、このような地域の特性に合わせて ・自律防犯隊の統合詰所設置及び活動の活性化 ・商店街と住居地域の境界の分離 ・「古く寂れた路地」というイメージの改善などを目的とした「生活安心デザイン」を導入した。

    ① 自律防犯隊詰所の統合、シンボルの開発 これまで別々に運営してきたチャヤン4ドン(紫陽4洞)自律防犯隊と外国人自律防犯隊の詰所を統合し、ミミズクをモチーフにしたシンボルを開発した。また戸閉まり活動や施設物の点検など一緒に活動できる内容について話し合うワークショップを行い、両防犯隊の協力関係を深める機会となった。 ② 地域ゲートを設置して市場と住宅地域を分離 チャヤン4ドン(紫陽4洞)は商店街と路地市場の間に住宅が密集しているため、外部からの訪問者もよく行き来する所である。また家の門を開けたまま外出する住民も多く、空き巣の発生率も高かった。そこで住民以外は勝手に出入りできないよう、路地市場と住宅地域を分離するゲートや商店街と住宅地域を分離するライトなどを設置して住宅地域との境界をはっきり区分した。

    ③ 「古く寂れた路地」というイメージの改善 ライト・住所・メールボックスを組み合わせたモダンなウェルカム・ウォール(64個)を門の柱に取り付けて「古く寂れた路地」のイメージを改善するとともに、夜間でも安心して通行できるようにした。また門にペイントを塗ったり整備しながら戸閉まりの重要性を強調し、空き巣の予防に努めた。 ④ 情報が行き届かない・コミュニケーションの断絶などの問題解決ソリューション 塀に放置された自転車による路地の混雑を防ぐため、サイクルステーション(1か所)とサイクルホルダー(39個)を設置し、自転車の保管場所を指定することで自転車の盗難を事前に防止した。またピクトグラムやQRコードを活用したエチケットステッカーを貼ってゴミの無断放置やタバコの投げ捨てなどに関する詳細な情報を提供した。