ソウル市立南ソウル生活美術館がチャン・ウンボクのブティックホテルに変身
ソウル市立美術館は、韓国固有の伝統的素材をモダンな感覚でデザインするチャン・ウンボク氏の展示会『チャン・ウンボクのブティックホテル・桃源夢(トウォンモン)』を南ソウル生活美術館にて開催します。本展示会を通じて、2013年に生活美術館(Living Arts Museum)として再出発した南ソウル生活美術館を『桃源夢』というホテルとしてよみがえらせ、20世紀初期にベルギー領事館として建築された歴史的空間を豊かな韓国の美で満たし、観覧客に憩いと治癒を提供する場にしたいと考えています。テキスタイルデザイン、家具、映像設置作品をはじめ、多彩な作品を展示します。
展示会の構成
– 1階:桃源夢(1-5 展示室) 1階にある5つの展示室は、それぞれホテルのリセプション(Reception)、リビングルーム(Living Room)、ダイニングホール(Dining Hall)、寝室(Bed Room)、プライベートラウンジ(Private Lounge)の構成になっています。今回はチャン・ウンボク氏が朝鮮後期の民画によく見られる愉快で日常的なイメージからインスピレーションを受けて製作したという多彩な作品を紹介します。それら作品のほとんどが大胆でカラフルなカラーのファブリックとパターンで製作されており、ホテルの各部屋の機能に合わせて展示されます。
– 2階:山水(6-11 ショールーム) 2階はホテルのビジネスセンター(Business Center)、各種スイートルーム(Moon Palace Suite Room、Water Fall Suite、Moonlit Night Suite)の構成になっています。こちらは瞑想と治癒の空間として、チャン・ウンボク氏が朝鮮時代の文人と芸術家たちの詩、書、画などからインスピレーションを受けて抽象的なデザインで表現したミニマルな作品を展示します。