民願(市民が行政機関に対して申請・申告を行うこと)サービスを画期的に改善するため、「為民」、「清廉」、「創意」の「茶山(タサン)丁若鏞(チョン・ヤクヨン)精神」に基づいて運営中のタサンプラザが4月10日オープン3周年を迎え、市民を対象に満足度調査を実施し、これまでの運営成果を発表した。それによると、ここ3年間タサンプラザを訪れた市民は54万人を超えており、満足度もタサンプラザ開館前の81%から91.8%に大幅に上がるなど、タサンプラザは市民に感動を与える民願サービス空間として定着している。
◆身元照会は3日から1日に短縮…民願行政のスピードが向上 市民中心の行政サービスを実現するため、処理時間の短縮とインターネット申請交付サービスを持続的に推進している。該当部署でそれぞれ処理していた各種民願サービスに伴う身元照会業務をタサンプラザで一括処理し、通知することで、これまで3日以上かかっていたのを1日以内に短縮させた。
◆タサンプラザだけの特別なサービス– 公共機関初の訪問予約システム
タサンプラザは全国で初めて導入した訪問相談予約システムによって官公庁の敷居を画期的に下げた。ここ3年間、1日平均80件余りの無料法律相談など専門相談が市民との間で決めた日の決めた時間に行われた。
– 女性・障害者など社会的弱者に配慮した便宜施設
民願相談室・無線インターネットゾーン・無人書類発行機など、行政サービスの提供に必要なほとんどすべての環境がそろっているタサンプラザ。昨年6月からは女性専用相談室を運営している。また、聴覚障害者のための「テレビ電話」や、視覚障害者のための「コンピュータ画面読み取りプログラム(センス・リーダー)」が設置されたノートパソコン、点字プリンターなどを備えている。
– ソウル市庁舎に公共機関初の「子ども専用トイレ」
昨年8月には公共機関としては初めてトイレを全面的にリモデリングし、家族トイレ、子ども専用トイレ、パウダールームを設置して市民に開放した。子ども専用トイレは保護者の助けが必要な子どもが利用できるようになっている。
– 親切な職員
タサンプラザに勤める職員は3S(Stand、Smile、Seat)とFS(First Step)の精神で市民を迎える。専門CS(Customer Satisfaction)教育を受けた案内スタッフが、市民が入ってきた瞬間からサービスを受けて帰っていく瞬間まで親切に案内する。また、市民を装ってモニターする「ミステリーShopper」制を実施するなど、持続的なサービスの改善に向け、多角的な努力をしている。
◆120タサン・コールセンター、相談件数1500万件突破!…90.5%が満足 一方、ソウル市120タサン・コールセンターの累積相談件数が2007年1月の試験運営から3年3カ月の今月12日、1500万件を突破する見通しだ。また、満足度調査の結果、利用者の90.5%が120タサン・コールセンターのサービスに満足していることがわかった。その理由としては正確で迅速な情報提供、いつどこでも受けられる相談、積極的な相談と解決、便利な携帯文字メール相談などが上げられた。