新型コロナウイルス感染症の時代において、世界の碩学たちはソウルの防疫対策や都市ブランド価値をどう評価するだろう。
フランス・パリ政治学院客員教授であり文明批評家のギ・ソルマン(Guy Sorman)、プラネットファイナンス会長であり、経済学者・未来学者のジャック・アタリ(Jacques Attali)、国際マーケティングコンサルタントであり、「国家ブランド」という概念をつくったサイモン・アンホルト(Simon Anholt)は、口をそろえてソウルの新型コロナウイルス感染症に対する対応能力を高く評価し、国際社会に「安全な都市」という認識を広めたと述べた。
彼等は「安全な都市・ソウル」という肯定的なイメージを広く伝え、影響力を一層発揮するためには、新型コロナウイルス感染症への対応策を含めて、気候変動・人身売買・人権問題・環境汚染などの国際問題を解決するために積極的に努力するなど、ソウルがポストコロナ時代に求められるリーダーシップを発揮する必要があると提案した。
2020年10月28日、ソウル市が「SEOUL Initiative – 新・グローバル時代における都市のリーダーシップ(The Future of City Leadership)」というタイトルのもと、ソウル市庁太平ホールでオンライン開催した「第5回ソウルブランドグローバルフォーラム」では、ソルマン教授、アタリ会長、コンサルタントのアンホルトが参加し、新型コロナウイルス感染症以降のソウルのグローバルリーダーシップとビジョンについて論議した。
まず、ソルマン教授は、ソウルのグローバルブランドを構築するためには、「安全」と「韓国文明」という2つの概念を積極的に活用するべきだと強調した。
彼は、「安全は現在非常に重要な概念である。世界は韓国の新型コロナウイルス感染症への対応戦略について言及しており、『安全な都市ソウル』という概念は隠された宝石である」と述べ、「その概念を上手く活用して、日常生活における安全、攻撃からの安全、いつ訪れても安全な都市、攻撃と感染症に対して安全な都市ソウルを知らせる必要がある」と語った。
アタリ会長も、ソウルは新型コロナウイルス感染症への対処に能力を発揮するなど、単純なブランドを超えて世界で最も重要な都市として挙げられていると高く評価した。
彼は、「世界中のどの都市よりも新型コロナウイルス感染症に対してとても柔軟に対処し、その能力を発揮している。ソウルは、徹底した衛生施設と医療インフラを持っている」と述べ、「市民に多量のマスクを配布して検査を提供しており、新型コロナウイルスのイシュー解決において世界最高の力を示した」と明かした。
彼は、「新型コロナウイルス感染症を通じて分かったことは、良い都市とは、現在は無論のこと、未来の安寧のために準備する都市であり、これを肯定的な社会または肯定的な都市と呼べる』と説明した。
コンサルタントのアンホルトも、「ソウルは、新型コロナウイルス感染症の影響を軽減するための可視的かつ独創的な努力について、自国だけでなく近隣都市や周辺国、また世界に伝えれば、結果的には改善された国のイメージを確立できるだろう」と述べた。
ただし、彼は「ソウルが気候変動、移住、環境汚染、人身売買、腐敗、戦争、人権問題などの国際問題を解決するために努力すれば、国と都市のイメージはさらに改善され、より急速な経済成長につながるだろう」と説明した。
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https://apnews.com/press-release/globe-newswire/virus-outbreak-environment-and-nature-seoul-health-south-korea-e1047418012cdc5ca5d59c8dd47e120a