ソウル交通公社は、世界的に高く評価されているスペイン・バルセロナのTMB社と協力して地下鉄のデジタル化に関するロードマップの構築に取り組む。
ソウル交通公社はモノのインターネット(IoT)を基盤にして機械設備の状態を分析し、メンテナンスを行う「ソウル交通公社機械設備ビッグデータ分析システム(SAMBA)」を、TMB社は電車内の混雑具合と電車の状態をモニタリングする「スマートモーターズ(Smart Motors)」システムを運営中である。独自にシステムを開発し運営している両機関は、互いのシステムを地下鉄にテスト的に設置し、その性能を検証することを決定した。
地下鉄プラットホームのホームドアの構築および運営技術も共有する。ソウル交通公社には、約4年間にわたり19,000個以上のホームドアモジュールを構築した技術力と運営経験がある。TMB社は、統合以降、技術力と規模の面で世界的に認められるようになったソウル交通公社のプラットホームのホームドアに対する技術力と運営経験を共有したいと提案した。
両機関はこのような実証過程を経て、未来の地下鉄に適用できる標準的な地下鉄のデジタル化ロードマップを構想し、これを推進する戦略を立てる予定だ。