11月30 日、コロンビアのカルタヘナにおいて8千人が参加する2015年世界集中治療医学会の学術大会開催地としてソウルが指名された。これにより、ソウル市は今年一年で32の国際会議を誘致したことになる。
2012年から2018年まで約100件の国際会議のソウル開催が確定しており、それらの会議はほとんど1千人以上の大規模のものだという。
とくに、医学、建築、数学、道路など、それぞれの分野において「オリンピック」に喩えられる大きい国際会議が次々と開催されるので、その経済効果は1兆3千億ウォンに上り、当該分野の発展にも多大な貢献をすると期待される。
このようにソウルが国際会議の開催地として注目を集めている秘訣の一つは、ソウル市がそれぞれの国際会議に合わせた「クリニック」を運営しているところにある。
また、ソウル市とソウル観光マーケティング㈱は国際機構の訪韓担当者によるソウル調査などの様々な行政的サポートはもちろん、誘致・広報・開催の3段階にわたって最大2億ウォンを支援するなど、積極的にコンベンション誘致活動を進めている。このような努力が実り、今年一年で計32件の国際イベントを誘致するのに成功したのである。
このようなコンベンション都市としてのソウルの活躍は、様々な国際機関によっても認められてきた。
ソウル市は2010年6月、国際団体連合(UIA, Union of International Association)により世界5大コンベンション都市に、10月にはアジア最高権威の観光アワード「第22回TTG Travel Awards」において「ベストMICE都市」に選ばれた。