ソウル図書館は去年、約2万1千か所に及ぶ韓国の図書館の中で初めて国際図書館連盟(IFLA)が主管する「Green Library Award 2023(グリーンライブラリー賞2023)」を受賞したことに続き、今年は韓国の図書館の中では唯一「PressReader International Marketing Award 2024(国際マーケティング賞2024)」を受賞した。韓国初の2年連続受賞という快挙となる。
今回受賞した「PressReader International Marketing Award 2024」は、図書館分野のマーケティングに革新的な貢献を果たし、クリエイティブなマーケティングプロジェクトを行った機関に授与されるもので、ソウル図書館は同部門で2位に輝いた。
特に、静かで重々しい雰囲気の中で一人でするものと思われてきた「読書」を、青い空と芝生のある屋外空間で家族や友人と一緒にくつろぎながら楽しめる雰囲気を作ることで、図書館へのハードルを下げることにも成功したと評価された。
さらに、審査員たちは誰もが利用できる安全な読書文化・環境づくりを実現し、公共の場を「学びと革新」「社会統合」の場へと転換させたソウル野外図書館の戦略に注目し、図書館マーケティングのモデルケースになると述べた。
一方、市民の好評に応えるべく、ソウル野外図書館は今年から従来のソウル広場(木曜日~日曜日、週4回)とクァンファムン(光化門)広場(金曜日~日曜日、週3回)だけでなく、チョンゲチョン(清渓川)(4~6月/9~10月、週2回)にまで運営場所を拡大し、運営回数も昨年の103回から今年は196回に増やす。
ソウル市は4月18日の開館から8週間で約100万人の市民がソウル野外図書館を訪れて、特に外国人訪問客の著しい増加が目立つと補足した。
国際マーケティング賞受賞の広報画像