2016年7月29日に初めて販売開始した外国人観光客専用観光カード「ディスカバーソウルパス(Discover Seoul Pass)」の累積販売数が20,000枚を突破した。
「ディスカバーソウルパス」は、カード一枚でソウル市内の人気観光スポット21か所が無料で入場でき、公演や免税店などの観光施設13か所を割引価格で利用できる観光専用パスだ。
T-Money機能を備えており、交通カードとしても使えるので外国人観光客に便利でお得な観光カードとして人気を集めている。
2017年11月1日からはディスカバーソウルパスのピョンチャン(平昌)特別版を販売開始。現在まで2,700枚余りが売れるなど伸長傾向にある。
ピョンチャン(平昌)特別版の場合、従来の特典に加えてHigh1、フェニックス・ピョンチャン(平昌)、ヨンピョン(龍平)リゾート、カンヌン(江陵)コーヒー博物館、テグァンリョン(大関嶺)羊牧場など、カンウォンド(江原道)所在の観光施設61か所の割引提携先が追加された。
また、徐々に利用者が増加し、韓国の観光業界の活性化にも役立つものと評価されている。パス利用者による訪問者数を調査したところ、Nソウルタワー、グレヴァンミュージアム、キョンボックン(景福宮)、博物館は生きている、ソウルシティツアーバス(DDP)、トリックアイミュージアム、MBCワールド、TESEUM、Hanboknam(韓服男)、チャンドッグン(昌徳宮)の順で訪問者数が多かった。
観光業界の期待感を反映するかのように、2018年における各業界のパス提携への関心も高まっている。2018年にはスキンケアや健康診断などの医療観光サービス、免税店、ショッピング、グルメスポット、空港鉄道直行列車(インチョン(仁川)→ソウル)など様々なサービスと特典が追加される予定だ。すでに新しいディスカバーソウルパスを持っている外国人の場合、12月22日から2018年2月25日までの66日間営業されるソウル広場スケートリンクを無料で利用できる。
いつでもどこでも手軽に買えて使えるモバイルパスも導入する。
モバイルパスはスマートフォンを利用していつでも購入でき、観光スポットへの無料入場もスマートフォンで簡単に利用できる。また、パスの残余時間や観光スポットに関する情報なども随時確認でき、個人観光客の自由旅行に大きく役立つものと期待される。
2018年上半期にはSMエンターテインメントと共同で東方神起、EXOなどのK-POP人気スターの写真を盛り込んだ韓流特別版を、下半期には従来の24時間券や48時間券に加えて72時間券を販売する計画だ。
ディスカバーソウルパスは、インチョン(仁川)国際空港とソウル市内の人気観光スポットにある観光案内所、ホテル、CU(コンビニ)、KEBハナ銀行などで販売しており、さらに韓国内外のオンライン旅行会社(OTA)でも販売している。
ディスカバーソウルパス(基本タイプ):24時間券、48時間券 | |
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24時間券(39,900ウォン) | 48時間券(55,000ウォン) |