- 10月15日(火)午後2時、ソウル植物園で受賞式…10月20日(日)まで受賞作展示
- 造景文化の拡大と植物園分野の成長可能性を提示したことを高く評価
- 昨年10月11日の臨時開園から1年で訪問客400万人超え
- 市「展示・教育を通じて日常で造景や植物を楽しむ文化づくりに取り組みたい」
今年5月に正式開園したソウル植物園が、2019年度大韓民国造景大賞の最高賞を受賞する。ソウル市は2003年に大韓民国造景大賞の優秀自治体に選定されたことはあるが、造景プロジェクトで大統領賞を受賞するのは今回が初めて。ソウル市は、ソウル植物園が第10回大韓民国造景大賞「大統領賞」の受賞機関に選ばれたと正式発表した。授賞式は10月15日(火)午後2時にソウル植物園ボタニックホール(植物文化センター2階)で開催される。
(社)韓国造景学会が主管する「大韓民国造景大賞」は、2001年に始まり、造景分野において権威のある賞のひとつとして、造景政策や実践事例を総合的に評価し自治体や民間事業を対象に授賞を行っている。
今年の大韓民国造景大賞は、国民推薦で応募された168作と自治体が出品した67作を合わせた計235作が競合し、書類審査、現場審査、国民参加評価などを経て、最終的に17作が受賞することになった。
大統領賞の授賞は、国土交通部のクォン・ヒョクチン都市政策官が代理として行い、ソウル市をはじめソウル植物園の造成に参加したSHソウル住宅都市公社、造景設計ソアン(株)、サムウ総合建築士事務所、ケリョン建設産業(株)などが共同受賞する。
ソウル植物園は、造景施工の完成度が高いだけでなく、市民が参加できる教育・行事プログラムの展開も継続することで造景文化の拡大に貢献し、植物園分野の成長可能性を提示したことから高く評価されたという。
ソウル植物園は現在野外テーマ庭園と温室で秋の植物特別展を開催しており、10月18日(金)からは3日間、2019年秋フェスティバル「誰かの植物園シーズン2」を実施する。女性インディーズデュオ「オクサンダルピ(屋上の月光)」、シンガーソングライターのキム・スヨンが参加するライブ公演など、多彩な体験イベントも開かれる。2019年度秋行事の詳細はソウル植物園ホームページ(
botanicpark.seoul.go.kr)で確認できる。
ソウル植物園は、昨年10月11日に臨時開園してから7か月間のテスト運営を行い、今年5月正式に開園。開園から1年目を迎える今年10月11日(金)現在、累積訪問客数が400万人を超えた。
ソウル植物園のイ・ウォニョン園長は「正式開園から6か月しか経っていないが、このように造景分野で意味ある大きな賞をいただくことができてとても光栄に思う」とし、「この受賞を励みに、今後も造景文化の拡大に一層精進し、持続的な展示・教育活動を通じて日常で造景や植物を楽しめる文化づくりに取り組んでいきたい」と話す。
【添付】ソウル植物園写真
植物文化センター(温室・教育文化スペース)
温室内部
テーマ庭園(思索の庭園)、湖園