- 日本、中国、英国など11の国や地域、15社の旅行会社が参加し、ソウルの観光地を下見
- ソウルフェスタ2023の開幕セレモニー、テコンドー公演・K―ビューティー体験、青瓦台、光化門広場、梨泰院などを訪問
- ファムトリップの満足度は4.7点、今後ファムトリップをもとにさらなるソウル観光商品の開発に注力
ソウル市とソウル観光財団(代表理事キル・ギヨン)は、4月29日から5月3日まで海外の主要旅行会社の関係者を対象に「ソウルのライフスタイル」をテーマにしたファムトリップ(下見招待旅行)を行った。
今回のファムトリップは、「海外主要旅行会社との協力体制の構築」事業の一環で行われた。当該の事業は海外各国の主要旅行会社とB2Bパートナシップを築き、ソウルの観光商品の開発や運営を積極的にサポートし、ソウル観光を盛り上げる事業だ。
現在、中国のトリップドットコム、日本のJTB、ライオントラベルなど、計21か国の主要旅行会社42社がソウル市と協約を締結し、緊密なネットワークを構築している。すべての旅行会社のリストは、当該事業のB2Bウェブサイトであるゴーソウルホームページ(
goseoul.net)で確認できる。
今回のファムトリップは、日本、中国、台湾など主なターゲット市場11の地域の15社の関係者を招いて行われた。
ファムトリップに参加したのは、中国のChina Tourism Group、Trip.com Group、日本のJTB Corporation、台湾のLion Travel、香港のEGL Tours、フィリピンのIsland Resort Club、タイのDiscovery Korea、Journey Land、マレーシアのMayflower Holidays、Apple Vacations、インドネシアのDwidaya Tour、カザフスタンのGolden Tours、Ruvens Corporation、アラブ首長国連邦のSharaf Travel、イギリスのInside Asia Tours、計11地域の15社で、いずれも各国で売上・規模において1~2位を誇る主要旅行会社である。
ファムトリップ参加者らは、青瓦台、京東市場など韓国人が訪れる新しい観光地を訪問。また、梨泰院にあるリウム美術館、龍山工芸館を訪れ、芸術·工芸分野におけるKーカルチャーを体験した。 その後、現代シティアウトレット東大門とソウル韓方振興センターで現代と伝統のKービューティーを体験した。
特に参加者を魅了したのは「ソウルフェスタ2023(Seoul Festa 2023)」だった。開幕セレモニーに参加して世界のK-POPファンの反響を実感した。そしてソウル広場で開かれたテコンドー特別公演を観覧しながら韓国伝統武術にダンスを取り入れた新たなスタイルに目を奪われた。また、参加者らは光化門広場で行われた「ソウルカルチャースクエア」を訪れ、K-ドラマ、ビューティーなどソウルの多彩なライフスタイルを体験した。
ファムトリップ期間中、各国の詳細な観光動向も把握した。Kーコンテンツの世界的な人気を受けソウル観光の人気が高まったことに全関係者らが同意した。香港や台湾は登山、グランピングなどのアウトドアアクティビティ、イギリスはご当地の文化を体験できる伝統市場、インドネシアはK-POP関連観光地に大きな関心を示した。
ソウル市は、ファムトリップに参加した15社を対象に満足度アンケート調査を実施した結果、トータル満足度5点満点の4.7点を受けたと発表した。各旅行会社は、ファムトリップを通じて得られたソウルの観光情報を基に、ソウル観光商品の開発に努める。昨年のファムトリップの場合、19件のソウル観光商品が開発・販売される成果につながった。
台湾のLion TravelのHuang Yen Tiは「4泊5日間、ソウルの新しい観光地の下見ができてとても良かった」とし「特にテコンドー公演が印象深く、観光商品に適したプログラムだと思う」と述べた。また、タイのDiscovery KoreaのNantnapat Apijittiは「ファムトリップを通じて訪問したソウルの観光地をインセンティブや個別旅行(FIT)商品を構成する際に積極的に反映しようと思う」と語った。
ソウル市のキム·ヨンファン観光体育局長は、「今回のファムトリップを通じてソウルが持つ色んな魅力を感じる時間になれたら幸いだ」とし、「今後もソウル市と海外の主要旅行会社間の強固な協力関係を継続し、ソウル市ならではの観光商品を通じて観光を活性化していきたい」と述べた。