ソウル市は、当初2020年12月14日から2021年1月3日まで運営する予定だった地下鉄の主要乗換駅や公共施設の駐車場などに設置した臨時選別診療所の運営期限を2週間延長し、1月17日まで運営すると発表した。 ソウル市が12月14日から30日までの17日間臨時選別診療所を運営した結果、検査人数は計336,665人(1日平均19,804件)、そのうち新規陽性者数は922人(陽性率0.27%)であった。ソウル市はこの新規陽性者を直ちに隔離治療することで、無症状感染者による感染拡大を未然に防止できた。 しかし、臨時選別診療所の運営期限を延長する一方、それに伴う医療従事者の疲労増大を防ぐため、1日平均検査数や診療所の作業環境などを考慮したうえで、63か所の診療所のうち9か所は隣接する診療所と合併する反面、カンナム(江南)区では1月4日から2か所の診療所を追加で運営する。さらに週末は午前中のみ検査するなど検査時間も調整する予定だ。 最寄りの臨時選別診療所の場所と検査時間については、ソウル市のホームページまたは120茶山(ダサン)・コールセンター(局番なしで120)で確認するか、NAVER MapまたはKakao Mapに「임시선별검사소(臨時選別診療所)」と入力して検索すれば確認できる。 さらにソウル市は、新規陽性者のうち24.2%が家庭内感染であることから、これを予防し家族の安全を守るため、「1世帯1人」検査キャンペーンを実施する。 同キャンペーンは、血縁関係の有無によらず、住居と生計を共にする「世帯構成員」のうち1人が世帯を代表して検査を受けることで、家庭内感染を早期発見して予防することを目的としている。