パク・ウォンスン(朴元淳)ソウル市長は、2015年8月2日から広州‐上海‐北京の中国3大都市を訪問し、マーケティング活動を展開します。これを皮切りに、中国と東南アジアでのPRを集中的に行い、観光市場回復に向け、官民が連携して総力を結集する計画です。
観光対策本部長を務めるパク市長は、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス問題で打撃を受けたソウル経済の早期回復に向け、観光に重点を置き、先頭に立って停滞したソウル観光市場の回復に努めています。
パク市長は「MERSによって団体観光客のキャンセルが相次ぎ、旅行業やホテル業、運送業、飲食店業といった観光業界のみならず、ソウル経済全体が打撃を受けた。今はこれを挽回するゴールデンタイムだ。停滞した経済の回復に向けて官民一体となり、低成長・高失業の泥沼に陥らないよう全力を尽くす」と述べています。
一方、ソウル市は、観光関連機関及び観光業界と「ポストMERS、ソウル経済の早期回復に向けた観光業界‐経済団体合同懇談会」を7月末に開き、官民が連携してシナジー効果を発揮できる観光活性化策と事例を積極的に発掘するとともに、観光業界及び経済界からの声を聞き、できる範囲で迅速に政策に反映させる計画です。