中国人観光客に人気の観光地TOP2で、MERSの影響によって観光業が深刻な打撃を受けたソウル市と済州島の首長が8月3日、中国上海で共同観光PRを展開しました。
ソウル市のパク・ウォンスン(朴元淳)市長とチェジュ島のウォン・ヒリョン(元喜龍)知事は、最初に上海市の楊雄(Yang Xiong)市長と面会し、上海市民が安心してソウル市と済州島を訪問するよう協力を呼びかけました。午後は、中国最大のオンライン旅行会社「C-Trip」の本社でPR活動を行いました。
パク市長とウォン知事は、ソウル市と済州島の有望な新規観光資源や旅行会社向けの支援政策などを紹介しました。また、ソウル市を訪れた中国人観光客の70%が済州島も訪れていることから、旅行会社に対しソウル市と済州島の双方に相乗効果をもたらすソウル‐済州共同観光商品の開発にも関心を持ってほしいと呼びかけました。また、中国人観光客のニーズと現地業界の提案・アイデアを取り入れ、中華圏の最新の観光トレンドと特性を反映させた「中国人観光客向け観光政策」を模索しました。
一方、パク市長は午前中、トンデムン(東大門)市場から年間2千億ウォンの衣料品が輸出されている七浦路卸売市場の「韓国館」を訪れ、韓流ファッションをリードする中国在住の韓国人小商工業者を激励しました。午後は中国5大銀行の一つである中国交通銀行の彭純(Peng Chun)頭取と面会し、ソウル市のアジアの金融中心地としての役割強化に向けて金融R&Dセンターのソウル進出を提案する一方、海外に進出した両国企業向けの支援体制の確立に向けて協力することを約束しました。