ソウル市長は、6月15日から27日までの13日間、南米のブラジルとアルゼンチンの代表都市5ヵ所を巡訪する。今回朴(パク)市長が訪問するのはブラジルのベロオリゾンテ、リオデジャネイロ、サンパウロ、クリチバとアルゼンチンの首都ブエノスアイレスの5都市。
ソウル市は、日本、香港に次いで朴市長就任後3番目の巡回地として南米を選定した。 南米の経済的な重要性が高まるにつれ、今後友好協力関係を拡大する必要があるという判断のもとに、「環境にやさしい都市づくり」という共同の目標を持つ都市との協力関係を維持していくためだと述べた。
朴市長は、今回の巡回期間中にブラジルのベロオリゾンテで開かれる「ICLEI(国際環境自治体協議会)世界総会」、リオデジャネイロで開かれる「世界大都市気候 リーダーシップグループ(C40)サミット」、「気候変動に関する世界市長・首長協議会(WMCCC)」など国際環境会議に相次いで参加する。そしてソウル市の省エネ政策「原発を一つ減らす」、「都市農業」、「資源のリサイクル政策」をはじめ、ソウルが新しく推進している環境にやさしいグリーン経済のビジョンについて発表する予定だ。
その後、21日(現地時間)にはサンパウロ市のジルベルト・カサビ(Gilberto Kassab)市長、22日には公共交通機関と歩行者中心都市として世界的に有名なクリチバのルシアノ・ドゥッシ(Luciano Ducci)市長と相次いで面談する。都市の自然環境の保存や交通問題などメガシティとしての改善対策について話し合う予定だ。
25日(現地時間)には最後の巡回地アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでマウリシオ・マクリ市長と面談し、交通・IT・電子政府・上下水道などソウルが誇る世界レベルの分野についてセールス外交を行う。
朴市長はその他にも、アルゼンチンの文化遺跡や文化施設を視察し、ブエノスアイレス市の事例をもとにして、ソウル市の文化遺跡及び都市空間リサイクルのベンチマーキングポイントを具体化する計画だ。
ソウル市は、今回の南米巡回がエコ発展という国際的共感を形成するとともに、南米の主要都市との環境・交通・上水道など交流スペクトラムを拡大していくきっかけになることを期待している。