パク・ウォンスン(朴元淳)ソウル市長は2019年8月30日、市長室にて、シドニーに住むアジア系移住市民の社会統合に積極的に取り組んできたシドニー市のロバート・コック（Robert Kok)市議員に対し、「ソウル市名誉市民証」を授与する。 コック市議員は、中国系オーストラリア人であるにもかかわらず、中国を超えてアジア系市民のための社会統合活動や相互尊重の文化を造成することに貢献してきた。シドニー韓人会と協力し、アジア圏文化フェスティバルの中で最も大規模な「Chinese New Year Festival」の名称を「Lunar New Year Festival」に改称したのがその代表的な例である。また、コリアタウンをシドニーの行政名に反映するなどシドニーに住む韓国人の地域活動に対しても積極的に支援している。 ソウル市は、コック市議員が今後もアジア系市民の統合に努力し続けるとともに、ソウル市とシドニー市がより幅広い分野における交流・協力を推進できるよう掛け橋となってくれることを期待しつつ、ソウル市名誉市民証を授与した。 コック市議員は、2019年5月に開かれたシドニーを代表する国際イベント「CityTalks」にソウル市を招待した。これはアジアの都市の中では初めてのことである。パク・ウォンスン(朴元淳)市長は、アジア人初の画像基調講演者として参加、ソウル市の市民参加民主主義、スマートシティと都市再生などについて紹介した。