- ソ・ジョンヒョプ権限代行-ソウル大キム・ヨンス院長-城東チョン・ウォノ区長、9日協力に関する覚書
- ソウル大病院の医療スタッフを派遣し、接種、副反応、救急医療まで専門的に管理
- 市が財政投入など行政支援を総括、城東区庁が運営・行政支援し、3月末から4月初めの接種開始を目指す
- 全自治区、29のセンターの設置場所確定、4月初めに8ヶ所、残る20ヶ所も7月目途に運営開始
日常を取り戻すための「1千万市民のワクチン接種キャンペーン」が始まり、ソウル市は城東(ソンドン)区庁の大講堂に設置される「新型コロナウイルス ワクチン予防接種センター」第1号(以下、「ワクチン接種センター」)をソウル大学病院が運営すると発表した。 各道や市区町村、それに上級総合病院が協力して推進する全国初の特化型運営モデルで、上級医療機関がワクチン接種センターの接種業務を担うのは、全国のワクチン接種センターでも初の事例となる。
ソウル大学病院は、医療スタッフの派遣やワクチン接種・管理、副反応への効果的な初期対応、さらには必要に応じてソウル大学病院と連携して治療を行うなど、すべての過程を担う。副反応が出た場合には、ソウル大学病院の医療スタッフが応急処置を行い、ソウル大学病院で治療を行うという体系も整えた。ソウル大学病院は今後、各区に設置予定のワクチン接種センターに派遣される医療スタッフへの教育も主管し、安全性の高いソウル市ワクチン接種センターの構築に向けた中心地の役割を担う予定だ。
ソウル市は、人件費などワクチン接種センターの設置・運営に必要な財政を投入し、行政支援を総合的に担う。城東区庁は、ソウル大学病院が安定性と専門性を基にワクチン接種を滞りなく行えるよう実質的な運営を担い、行政・諸般の必要な作業などを支援する。
ソウル市はまた、ワクチン接種センター第1号の持つ象徴性が大きいと見て、「ワクチン接種センターと大型病院」の協力モデルを安定的かつ効率的に運営し、今後、すべての自治区に設置されるワクチン接種センターの標準モデルにする計画だ。さらに、ワクチンが導入され次第、速やかに接種を開始できるよう、ワクチン接種センター第1号を3月中旬までに設置し、3月末または4月初めからの本格的な接種の開始を目指す。
ワクチン接種センター第1号は、受付→接種→観察の一連の流れが円滑に進むよう、動線を一方向(ONE FLOW)にし、ファイザーやモデルナなど、ワクチンの種類によって2つの動線を同時に稼働させることも可能にする。また、接種後の身体の変化を確認できるよう、隣接する図書館を利用して100席以上の「副反応観察室」も確保した。快適な環境で接種を行えるよう、リアルタイムの室内空気モニタリングシステム(測定機器20個)と、立体的な殺菌・浄化システム(殺菌機器7台、出入口の浄化ゲート2台)も導入する。ソウル市は、25のすべての自治区に設置される「ワクチン接種センター」29ヶ所の設置場所も確定し、発表した。
ソウル大学病院キム・ヨンス院長は、「ソウル市で第1号となるワクチン接種センターを運営することになり、責任を感じている。ソウル大学病院の優秀な医療スタッフを派遣するため、ワクチン接種センターの成功例として定着するだろう」と述べた。
ソウル市のソ・ジョンヒョプ市長権限代行は、「今回のソウル市ワクチン接種センター第1号は、各道と上級総合病院、さらには市区町村が市民の命と安全のためだけに機能的に協力して運営する大韓民国第1号の予防接種センターだ」としながら、「ソウル市はワクチン接種センター第1号を、今後すべての区に設置されるワクチン接種センターの標準モデルとして広め、1千万市民のワクチン接種キャンペーンの成功に向け役割を果たしていきたい」と語った。