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ソウル市総合ニュース

  • ソウル市民の暮らし – 2009ソウルサーベイ

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        ソウル市は414日(水)、市民の暮らしの質や暮らしぶり、住居環境、関心事、価値観など、ソウルの全般的な社会像を把握し、市政運営や政策樹立の基礎資料として活用するために実施した大規模な統計調査「2009ソウルサーベイ社会像調査」の結果を発表した。「2009ソウルサーベイ」は、2009年10月の1カ月間、ソウル市民2万世帯(15歳以上4万6153人)とソウルに住む外国人2500人を対象に行った訪問・面接調査だ。

        それによると、市民の暮らしの質で「自分の健康状態」と「自分の財政状態」に対する満足度が毎年上がっていることがわかった。総合満足度の幸福指数は2005年より0.23点高い6.63点(10点基準)となっている。また、ソウル市民としてのプライドは73.1点で、前年に比べて3.2点高くなった。さらに、ソウル市民の10人に8人(78.6%)は、ソウルを故郷のように感じていると答えた。何よりも目を引くのは、経済的な困難の中でも2006年から寄付率が毎年増加(34.6%→37.0%→44.5%→46.9%)していることだ。ボランティア参加率もまた増加(12.8%→18.5%→21.3%→21.7%)を続けているなど、市民の間で自発的な分かち合いの文化が広がっている。

        分野別の生活環境満足度は、住居環境が5.90点、社会環境5.40点、経済環境5.08点、教育環境4.95点となっている。全体的に昨年とほぼ同じか、または小幅上昇した。公共交通に対する満足度は、地下鉄(0.22点)が上昇するなど、前年より0.15点上昇した。都市危険度は毎年低くなり、2003年より1.35点低い4.49点となっている。


    財テク比率74.7%、安全な金融機関預金を好む傾向が強まる(4.7%p)

        負債を抱える世帯の割合は46.2%と、前年より3.5%下落した。一方、財テクをしている世帯の比率は74.7%と、前年より3.6%増加した。調査を始めた2003年以来下落を続けてきた老後準備率は、2009年の調査では前年より2.3%増えた59.0%となった。


    ソウル市民53.7%、食品購入の際にまず賞味期限・生産時期を確認

        今年初めて調査に含まれた項目のうち、食べ物の安全に対する認識調査で、53.7%の回答者が食品を購入するときに賞味期限・生産時期をまず確認すると答えた。

        また、優秀なインフラが整っているIT分野に関する調査項目を見ると、1世帯当り1.03台のコンピュータと2.57台の携帯電話を保有している。さらに、ソウル市民は1日平均1.88時間インターネットを利用しており、2.45時間テレビを観ていることがわかった。 

        一方、ソウルに住む外国人の暮らしの質に関する調査では、「都市の安全」(7.16点)、「住居環境」(6.94)、「ソウル市民の開放的で親密な度合い」(6.56点)、「コミュニケーション」(6.48点)などの満足度が高かった。交通手段の利用に関する総合満足度は7.29点で、前年より0.49点上昇しており、このうち特に「地下鉄」(8.12点)に対する満足度が高いことがわかった。
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