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ソウル市総合ニュース

  • ソウル市民の平均タクシー搭乗距離5.4キロ。6,000ウォン以内支払い

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        ソウル市は、2011年1月から12月までの1年間のソウル法人タクシーの運行記録計・GPS・カード精算器など計326万余りのデータを専門機関に依頼して精密分析し、▴利用時間帯別 ▴利用地域別 ▴交通手段別統計 ▴利用乗客の社会的特性など「ソウル市民のタクシー利用の特性」を発表した。

        ソウルタクシーの1日平均走行距離は433.7キロ。そして実際に乗客を乗せて走った距離(実車率)は約59%の257キロ。残りの176キロ(41%)は空車で走っていることになる。平日と週末の実車率はほとんど同じで、曜日別では金曜日(61.5%)、月別では12月(60.1%)の実車率が最も高かった。1年のうち平均走行距離が最も長い月は12月で、年間にわたる1日平均より約13キロ長い447.2キロであった。同市は、このような結果に対して忘年会などの集まりが多いからだと予測した。

        また、市民のタクシー利用状況について分析した結果、平均乗車距離は5.4キロ、乗車料金の平均は約6,000ウォンで、市民は主に短距離を移動するのにタクシーを利用していることがわかった。呼び出しタクシーの場合は、平均乗車距離は11.6キロ、27.1分で、一般タクシー(5.4キロ)の約2倍であった。つまり市民は、短距離の場合は一般タクシーを、長距離の場合は呼び出しタクシーを利用しているわけだ。また、呼び出しタクシーの乗下車地域を見ると、江南(カンナム)、汝矣島(ヨイド)、盆唐(プンダン)などで乗車し、坪村(ピョンチョン)、中洞(チュンドン)、盆唐などソウル市の周辺都市で下車することが多い。

        時間帯別の分析結果を見ると、一日で1時間当たりのタクシー需要が25,000件以上に急激に増える時間帯が2回あった。それは出勤時間帯の「午前6時30分~午前9時30分」と退勤時間帯の「午後8時~午前2時」。特に午前8時30分と午前0時30分頃が最も多かった。それにもかかわらずタクシー需要が集中する午前0時前後の深夜時間には個人タクシーの台数が約1万台ほど急減し、タクシー需給の不均衡が拡大することが明らかになった。

        ソウル市の資料によると、ソウル市内のタクシーの平均運行台数は約49,000台だが、午前0時頃の深夜時間には約40,000台に急減した。深夜時間の個人タクシーの運行台数減少の主な原因は、タクシー運転手の老齢化と酒に酔った乗客がほとんどであるという劣悪な運行環境にある。週末の需要は平日より低調である。土曜日は午前2時30分までの需要が平均を上回り、日曜日は1日平均15,000件以下に急減する。曜日別では、金曜日の需要が418,000件(16.4%)で最も多く、次いで木曜日(16.0%)、水曜日(15.5%)、火曜日(14.6%)、土曜日(14.3%)の順であった。年間では年末(11~12月、1日平均298,000件)に需要が多く、年頭及び休みのシーズン(1~2月、8月)には減少した。

        天気によるタクシー移動距離の増減幅も大きかった。雪が降る日にはタクシーの平均走行距離が436.6キロと多少増加する傾向があり、市民は天気が悪い日にタクシーをよく利用することがわかった。一方、平日の通行量が最も多い地域は江南駅に近い「駅三1洞(ヨクサム・イルトン)」だった。次いで汝矣洞(ヨイドン)、鐘路1・2・3・4洞(チョンノ・イル・イ・サム・サドン)、清潭洞(チョンダムドン)、狎鴎亭洞(アプクジョンドン)の順であった。週末には若者層の利用が多く、文化の街がある西橋洞(ソギョドン)などでタクシーの利用が急増する傾向が表れた。ソウル市の調査によると、駅三1洞や汝矣島などはオフィス街という特性のため、出退勤時間帯の乗下車が集中し、鍾路の場合は商業や遊興施設が密集しているため、深夜の時間帯の乗車が多いことがわかった。

        区別の利用現況は、駅三1洞が属する江南区の平日乗下車利用率が飛びぬけて高く、次いで瑞草区(ソチョグ)、中区(チュング)、松坡区(ソンパグ)の順であった。この場合の移動範囲を見ると、どの区でも短距離の内部通行量が最も多く、特に地理的独立性が大きい恩平区(ウンピョング)とオフィス街である江南区の内部通行の割合が50%以上と飛びぬけて高かった。瑞草区、麻浦区(マッポグ)、永登浦区(ヨンドゥンポグ)区は約30%、中区の場合は20%台と非常に低い割合であった。特に地下鉄駅の多い区域でタクシーの通行量が多いが、これは地下鉄とタクシー間における乗り換えのためだと思われる。2010年に実施されたソウル市世帯通行実態調査の結果でも、タクシーと地下鉄間の乗り換え連携の割合が70~79%と非常に高かった。

        ソウル市がこのような結果を総合して分析した結果、市民は主にタクシーを短距離の移動手段として利用しており、特に地下鉄駅から目的地まで移動する時に利用するなど、バスや地下鉄などの公共交通機関と区別化された役割をしていることがわかった。他地域との通行頻度は、営業区域を統合している光明市とのタクシー乗下車率が21.3%で最も高く、その他の地域は各々10%ほどだった。

        各交通手段利用者の中では高齢者であるほどタクシー利用率が高く、職業別ではサービス業従事者がタクシーを最も多く利用している。高齢者が他の年齢層に比べてタクシー利用頻度が高い理由は、身体的条件と地下鉄の無賃乗車の実施後、短距離移動の場合、バスやタクシーの料金が大きな差がないことが原因と見られる。現在65歳以上の高齢者は地下鉄を無料で利用できるが、バスの場合は正規料金を払わなければならない。ソウル市は、この資料をもとに示唆点を導出し、市民の日常生活の利便性を高めるとともに、タクシー業界の経営難の解消に役立つ合理的かつ科学的なタクシー政策を樹立する計画だ。

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