外国人も歴史・文化・政策などソウルのあらゆる情報を手軽に活用できるよう、ソウル市外国語ホームページが2020年12月30日から世界中の約100言語でサービスを開始する。
ソウル市はGoogleの自動翻訳システムを導入して従来の6言語(英語、中国語簡体字・繁体字、日本語、フランス語、スペイン語)で提供していたサービスをネパール、ベトナム、カンボジアなど非英語圏の少数言語まで100の言語に拡大したと明らかにした。ソウルに居住しているが韓国語に慣れていないため、母国語を使うしかない外国人もソウルの市政にさらに便利にアクセスできるようにするという趣旨だ。
また、翻訳の品質も高くなっている。今までサービスしていた言語のうち、4言語(英語、中国語簡体字・繁体字、日本語)は専門家の翻訳を通じて継続して提供し、非英語圏の言語も専門家が翻訳したクオリティの高い英語コンテンツを基に翻訳することで品質を高めた。
利用方法は簡単で、ソウル市外国語ホームページの自動翻訳サイト(
http://world.seoul.go.kr)にアクセスし、ホームページ上部の言語選択バーから好きな言語を選択するだけだ。選択すると、ホームページ内のすべてのコンテンツが該当の言語に翻訳される。
今回のサービスは、2019年に行われた「ソウルタウンミーティング」でロシア語圏の住民からのリクエストで始まった。ソウル市は、ロシア語のホームページがあったら嬉しいという住民の意見を検討しながら、今後さらに多くの言語に柔軟に対応し、ホームページの管理を効率的に行うため、言語圏を大幅に拡大してサービスすることに決めたと説明した。