# 「ソウル創業ハブ」に入居したスタートアップ「シンプルプロジェクトカンパニー(代表:キム・ギウン、2017年6月入居)」は、外食業の開業準備に関するコンサルティングを提供する韓国初のスタートアップである。多様な予備創業チームにメニューの開発から価格決め、商圏分析など創業準備に関するコンサルティングを行っており、現に結果11チームがフードコート、ホームショッピングに出店するなどの販路開拓につなげた実績を持つ。このような事業モデルの成長可能性が認められ、最近では50億ウォンの投資誘致にも成功した。
# 同じく「ソウル創業ハブ」に入居した創業企業「ベイサース(basearth)(代表:キム・イルヨン、2017年11月入居)」は、従来のフィルターやマスクに吹きかけるだけでPM10やPM2.5などの粒子状物質に強力に吸着する基盤技術をもとにした「エコフィルタースプレー」の開発に続き、最近5億ウォンの投資誘致にも成功し本格的な生産準備に乗り出している。
ソウル市創業支援政策の中核拠点であると同時に、韓国最大の創業育成機関として開館(2017年6月21日)した「ソウル創業ハブ」が21日で1周年を迎えた。
この1年間、各企業の成長ステージに応じたインキュベーションプログラムを通じて、616社の創業企業を育成した。これらの企業が新たに創出した雇用規模は合わせて516人にのぼる。平均7:1の競争率を勝ち抜き、ソウル創業ハブに入居した企業は総額176億ウォンの売上を達成し、総額145億ウォン(28社)の投資誘致に成功した。この間、新たに登録された特許、デザイン、商標などの知的財産権の件数は109件にもなる。また、ソウル創業ハブでは、ソウル創業博覧会、アジアビートソウル(Asia Beat Seoul)、スタートアップボクシングデー(Startup Boxing Day)、オレンジファブアジア・イン・ソウル(Orange Fab Asia in Seoul)など、創業に関する主なカンファレンス、スタートアップインキュベーションプログラムを開催し、約670におよぶ国内外のスタートアップが参加した。
「ソウル創業ハブ」は今年、国内外における全方位の協力を通じて、ソウルを越えてグローバル創業生態系の中心となるべくさらなる飛躍を目指す。ソウル全域の43個の創業支援施設はもとより、米国、欧州、アジアなど世界的な公共創業機関やアクセラレーターと協力し、施設単体では進めにくいスタートアップのグローバル販路開拓と投資誘致に向けた支援事業を共同で推進する。
ソウル市は21日(木)、ソウルの創業生態系の求心力となるべく創業支援に取り組んでいる「ソウル創業ハブ」の開館1周年を迎え、「ハブのトルジャンチ」を開催し、スタートアップ、大企業、中堅企業、求職者、創業準備者など、創業生態系のプレイヤーが一堂に会した。
この日、ソウル創業ハブでは、新しい技術投資先と取引先を模索している大・中堅企業と創業企業を仲介する1:1のビジネス交流行事「SR(Sales-Relations)フェスティバル」と、人材を求めている創業企業と求職者間の雇用マッチングプログラム「ハブお見合い」が開かれた。また、人気ラジオ番組のSBS「2時脱出カルトショー」の生放送(公開放送)の収録も行われた。
SR(Sales-Relations)フェスティバル(午後1時~午後7時、本館棟10階カンファレンスルーム):昨年に続き2度目の開催となるSRフェスティバルは、創業企業の安定的な販路とビジネスチャンスの拡大をサポートする行事。昨年は32社の創業企業が総額15億ウォン相当の契約を成就させ、2社が主要ホームショッピング番組とオンラインショッピングモールに出店するなど、実質的な成果をあげた。今年は、▲入居企業49社を含む62社の企業と、▲国内18社の大・中堅企業(LG電子、ロッテグループ、SKテレコム、現代モービス、サムスンSDS、新世界、NAVER、LG U+など)、▲16の投資・金融機関(IBK企業銀行、STIC Investment、KB金融グループ、新韓カード、信用保証基金など)、▲流通会社15社(GSホームショッピング、Coupang、CJモール、ELAND RETAIL、現代百貨店、NSホームショッピングなど)、7つの専門機関(ソウル大学SNU工学コンサルティングセンター、韓国発明振興会など)が参加した。
ハブお見合い(午前10時~12時/午後2時~5時、本館棟9階セミナー室):人材を募集中の創業企業29社(R&D、デザイン、営業・マーケティング、ソフトウェア開発、経営、エンジニア、プログラマーなど46人採用目標)と求職者間の雇用マッチングプログラム。雇用労働部と共同で推進。ソウル創業ハブが創業企業の人材採用の需要を把握する一方で、雇用労働部は求職者情報を共有・連携し、創業企業の求人難と若者の失業問題を同時に解決するという新しいモデルの構築が期待される。
創業に高い関心をもつ若い創業準備者と一般市民が参加できる様々な行事も開かれた。飲食業スタートアップの「フィンガーフード無料試食会」が午後1時から4時まで本館棟3階のキッチンインキュベーティングで開かれた(参加者200人)。市民らは一風変わった料理を無料で味わい、スタートアップは顧客の反応を確認できる機会となった。別館棟2階にある製品化支援センターでは、先着10人にオリジナル3D製品を事前製作のうえ配布し、その場で製作した3Dプリンタ記念品(キーホルダー、ボールペン)も贈呈した。ソウル創業ハブにまつわるクイズ対決「チャレンジ!ハブベル」、▲「スタートアップブランディング10の法則」の著者ウ・スンウ、チャ・サンウが出演するブックコンサート「ハブ徳談」、▲創業企業と協力機関関係者間のネットワーキングイベント「ソウル創業ハブトルジャビ*も開かれた。
*トルジャビ:トルジャンチで赤ちゃんの前に様々な物を並べつかんだ物で将来を占う催し。
この日、最近成長を遂げているフィンテック産業を支援するために、金融監督院で「第1回フィンテック戦略協議会」(10;30〜11:30、別館棟)を開催し、フィンテック業界の様々な意見を集めフィンテック産業の発展戦略を構想する場も設けられた。
麻浦区孔徳洞に位置する「ソウル創業ハブ」は、以前韓国産業人力公団の建物だった2棟をリフォームし、昨年6月21日に公式に開館した。延べ面積は23,379㎡(本館棟: 17,722m²、地下1階~地上10階 / 別館棟: 5,657m²、地上4階)で、単独の創業育成機関としては国内最大規模である。ここでは、ソウル全域の43個の創業インフラのコントロールタワーとしてソウル市の創業政策と情報をとりまとめ、企業の成長ステージ(予備-初期-成長)に合わせたサポートを行う。また、グローバルアクセラレーター(中国「大公坊」、スイス「Society 3」)と、創業企業がサンプルを製作できる「製品化支援センター」、フィンテック創業企業を専門に育成する「ソウルフィンテックラボ」、創業企業が抱えるボトルネックの解消と制度改善を推進する「ソウル企業支援センター」が入居し、総合的なバックアップを行っている。
ソウル市経済振興本部のカン・テウン本部長は、「中央政府・民間協力機関・創業専門家など多様な創業支援主体との連携・協業を強化し、ソウル創業ハブを中心に創業需要者と現場中心のマッチング支援を推進していきたい。ソウル創業ハブがグローバル創業生態系において名実ともにハブの役割を果たすことで、ソウルが世界のイノベーターたちにとって創業しやすい都市となり、ユニコーン企業を生み出せるように弛まず努力していきたい」と話す。
ソウル創業ハブホームページ(http://seoulstartuphub.com)
添付 : 入居企業の優秀事例 / 創業ハブの施設および主要行事の写真
ソウル創業ハブ本館棟の外観 | 別館棟の外観 |
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コワーキングスペース | コワーキングスペース |
創業企業入居スペース | 創業企業入居スペース |
キッチンインキュベータ | キッチンインキュベータ |
スタートアップボクシングデー | スタートアップボクシングデー |
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Asia Beat Seoul | Asia Beat Seoul |
創業企業·民間機関のネットワーキングイベント | 入居企業ネットワーキング |
ソウル創業博覧会 | SR(Sales-Relations)フェスティバル |