ソウル市は12月1~5日の5日間にわたり、日本最大の探査企業「ジオ・サーチ(Geo Search)(株)」の最先端探査装備を用いて、▲キョデ(教大)駅 ▲ヨイド(汝矣島)駅 ▲チョンノ(鐘路)3街駅の3駅の近隣道路総延長30キロ区間の地下に空洞があるかどうかを把握する探査作業を実施します。
これらの地域は、市民の往来の多い都心部の地下鉄乗換駅の近隣で、老朽化した下水道管路と地下埋設物の多い場所です。空洞が発見された場合、ソウル市は迅速に措置する一方、来年には最先端の探査装備を導入し、民間調査などを通じて道路陥没の未然防止に向けた空洞探査活動を拡大する計画です。
今回の探査には、ジオ・サーチ(株)が有する先端探査装備である車両搭載型GPR1台と空洞探査内視鏡1台が使用されます。探査は、▲1次空洞探査 ▲2次内視鏡確認調査の2段階に分けて実施されます。車両搭載型GPRで空洞を探査し、空洞であることが疑われる地点が発見されたら穴を掘り、内視鏡装備で精密調査する方式です。
探査に使用される車両搭載型GPRは、一度に幅2.4メートルの面積の探知が可能で、人が押さなければならないGPRと比較すると、同じ時間でより大きな面積を探査できるというメリットがあります。内視鏡装備は、地中の内部映像の確認とカラー撮影も可能な先端装備です。
ジオ・サーチ(株)は、東京都にあり、GPR100台や内視鏡40台など空洞探査装備を多数保有しており、長年にわたって空洞探知に関する技術と経験を積み重ねてきた日本最大の探査企業です。同社はこれに先立ち、11月19日(水)に締結した「無償空洞探査施行に関する業務協約」に基づき、今回の探査のための装備を無償でソウル市に提供し、韓国で探査活動を実施しました。