ソウル市は4・5月から9月までの間、ソウル市内の公園や通りなどに設置された計365の噴水を稼動する。4月から稼動する主な噴水は、光化門広場(クァンファムン・グァンジャン)、ソウル広場、清渓川(チョンゲチョン)、ソウル子ども大公園、ソウル大公園、漢江(ハンガン)月明虹(タルビッ・ムジゲ)噴水などの20か所である。
同市は、省エネのため、噴水の稼動期間を平年より 2か月間短縮すると発表した。さらに省エネ度をアップするため、主要道路の周辺に設置された噴水は出・退勤時と昼休みにのみ稼動させ、地面から直接吹き出る池のない噴水は市民によく利用される午後にのみ稼動させる計画だ。
従来の噴水は、都市景観を創り出すことのみを目的としていた。最近の噴水は地面噴水や人工的に渓流を作り出すものなど多彩なものが増えており、子どもからお年寄りまで誰でも楽しめる憩いの場を作り出すことを目的としている。
子どもたちが水遊びの際に誤って水を飲んでしまっても大丈夫なように、噴水の水質管理には特に力を入れている。水遊びのできる噴水については、2010年8月26日に韓国環境部が制定した「水遊び型水景施設の水質管理指針」に基づき、水素イオン濃度(5.8~8.6)、濁度(4NTU)、大腸菌(200(個体数/100ml以下))を中心に徹底した水質管理を実施している。