- 第5回総会「ニューノーマル時代、すべての人のためのスマート・ソリューション」が18日、DDPで開催
- 議長都市ソウルをはじめ約50都市の代表や国際機関、ICT企業など150人余りが出席
- 新型コロナの影響で1年延期された創立10周年記念総会では、WeGOアワードはじめ多彩なイベントを予定
- オ・セフン市長、開会式で「WeGO通じて都市間のデジタル格差縮め市民の暮らしの質高めるため先頭に」
ソウル市の主導で創立されたスマート都市分野初にして最大の国際組織「世界スマートシティ機構(WeGO)」の第5回総会(ソウル総会)が、18日(月)15時から東大門デザインプラザで開催される。オンライン併催の総会の模様はライブソウル(
http://tv.seoul.go.kr)とWeGOのYouTubeチャンネル(
https://www.youtube.com/channel/UCZlWjleK_PwJuSgOgTxFipA)で生配信される。
総会では「ニューノーマル時代、すべての人のためのスマート・ソリューション(New Normal with Smart Sustainable Solutions for All)」をテーマに、議長都市であるソウル市をはじめモスクワやウェリントン、成都、バンコク、ウランバートルなど世界50都市余りの代表や国際機構、ICT企業など150人余りがオンラインで参加し協議を行う。
今回のソウル総会は創立10周年を迎えた昨年に行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で1年延期され、今年、議長都市ソウルで開催されることになった。前回の第4回総会以来、4年ぶりの開催となる。
世界スマートシティ機構(WeGO, World Smart Sustainable Cities Organization)は世界の都市や企業間でのスマートシティ協力・交流を促進させ持続可能な発展の道を模索すべく、ソウル市主導で創立されたスマート都市分野初の都市と企業による国際パートナーシップ(PPP、Public Private Partnership)だ。
WeGO創立10周年を記念して行われる今回のソウル総会は、WeGO議長を務めるオ・セフン市長のビデオメッセージで幕を開ける。当日は▴創立10周年記念行事(開幕式)▴WeGO持続可能都市アワード授賞式▴機構の運営方策を話し合う本会議▴都市やIT企業による広報などのプログラムが用意されている。
10周年記念行事を兼ねる開幕式では、ソウル市のオ・セフン市長の開会のあいさつに続き、バンコク都副知事やサンパウロ市長の祝辞、国連ハビタット事務局長の基調演説が行われる。
今年は4回目となる「WeGO持続可能スマートシティアワード」授賞式(以下、WeGoアワード)も行われる。
「WeGOアワード」は世界の優秀なスマートシティ開発の事例を伝えるために制定されたもので、①効率的な政府、②新技術、③移動性、④包摂的な都市、⑤安全都市、⑥持続可能な都市など6分野で各3つ以上(Gold、Silver、Special Mention)の賞を授与しており、それぞれの分野で1位に輝いた高陽(コヤン)、城南(ソンナム)、ジョージタウン(マレーシア)、サンパウロ(ブラジル)、メキシコシティ(メキシコ)、イスタンブール(トルコ)の関係者が参加する。
ソウル市のオ・セフン市長は開会式で「我々が直面している第4次産業革命と新型コロナウイルスは非対面の日常化とデジタル化を加速させた。都市行政のパラダイムもスマート技術を基盤に再編されつつある。ソウル市は、ソウルの優れたスマートシティインフラと民間の最先端スマート技術を融合させ、様々な行政分野にデジタルを導入したスマートシティづくりを進めている」としながら、「WeGOを通じて世界各都市の優秀なスマートシティのノウハウを共有し協力し合うことで、都市間のデジタル格差を縮め市民の生活の質を高められるよう先頭に立って取り組んでいきたい」と語った。