「ソウル市中小流通物流センター」オープンセレモニーでの挨拶
月日:2013年2月7日 会場:ソウル市中小流通物流センター
今日はとても寒いですね。冬将軍が意地悪をしているようです。それにもかかわらず、この場にご参加くださったソウル地方中小企業庁のキム・ヒョンホソウル庁長、ソウル市議会財政経済委員会のキム・インホ委員長、市会議議員の皆様、中小企業中央会のキム・ギムン会長、ソウル商人連合会のチン・ビョンホ会長、韓国中小企業学会のイム・チェウン会長ほか業界関係者の皆様に感謝申し上げます。
本日はソウル市中小流通物流センターがオープンする大変意義深い日です。心からお祝い申し上げます。ソウル市中小流通物流センターは、大手流通企業が無慈悲にも路地商圏に進出したことにより困難に直面しているソウル市内の零細商人のために、流通段階を減らして物流コストを削減しようと設置された施設です。
現在、ソウル市には117万人の自営業者がいて、それはおよそソウル市民の10人に1人に相当する数です。ですから、その方々に隣近所や親戚がいることを考えると、その方々が笑顔にならなければソウル市は笑顔にならないということです。
ところが現実はどうでしょうか。足を踏み入れれば、心も買い物かごも温かくなった在来市場が急激に姿を消し、多くの人の家計が厳しい状況に立たされています。
そんなときに、零細商人を支援するために建設された中小流通物流センターがオープンするという知らせは本当に嬉しく、励まされます。同センターを利用すれば、路地裏にある小規模店舗は平均10%程度商品を安く購入できますので、これが小商工人の経営改善に大きく役立つのではと期待しています。
ソウル市は本日オープンする中小流通物流センターの成果を分析し、ソウル市内のすべてのスーパーと市場の店舗が希望すれば支援を受けられるよう、東北圏と西北圏の2カ所にさらに同センターを設置する計画です。
ソウル市中小流通物流センターが庶民経済活性化の中心となるよう、ソウル市は支援を惜しまないことを約束します。
「ソウル地域スーパー協同組合協会」が誇りと使命感を持ってソウル市の小商工人の心強い支えとなってくださると信じています。
改めて、ソウル市中小流通物流センターのオープンを心からお祝い申し上げます。ありがとうございました。