- ソウル市、30日(木)「フィンテックスタートアップの成長支援とグローバル進出に向けた業務協約」を締結
- 10月、「ソウルフィンテックラボ」内に設置予定…ソウル市は空間提供、ハナ銀行が企業の海外進出・ソウル誘致を支援
- ベトナム・インドネシアの現地法人やパートナー社などハナ銀行が保有している海外インフラを積極的に活用
- 投資説明会(IR)、諮問・コンサルティング、ネットワーキングなど国内外の入居企業を支援するプログラムを共同運営
ソウル市とハナ銀行の両機関が保有している資源と経験を結合して、ソウルの有望なフィンテックスタートアップの海外進出と海外の優秀なフィンテック企業のソウル誘致を同時に支援するための官民協力をスタートする。
核心的に、今年10月、グローバルフィンテックスタートアップを誘致するための専用空間の「ワンキューアジャイルラボ(1Q Agile Lab)グローバルセンター」を「ソウルフィンテックラボ」に開館させ、シンガポール・香港などのグローバル企業が入居する計画だ。「ソウルフィンテックラボ」は、フィンテックスタートアップを支援するために用意された空間としては韓国最大規模で、ソウル市が金融中心地の汝矣島に設けたものだ。「ソウルフィンテックラボ」は、ソウル市が金融中心地の汝矣島に開館(2019.07)した韓国最大のフィンテックスタートアップを支援するために用意された空間だ。ウィーワーク(WeWork)汝矣島駅店内に延べ面積7,782㎡(4・5・6・8階)規模で運営している。2019年7月に開館した当初は1階規模で始まったが、10月には既存の麻浦(マポ)フィンテックルームが統合されて計4階に拡大された。今年10月には、さらに2階層の拡張を行う計画だ。
銀行業界初のスタートアップメンタリングセンターの「ワンキューアジャイルラボ(1Q Agile Lab)」は、2015年6月、ハナ銀行が設立(ハナ銀行明洞本店内)したものだ。今まで、10期にわたって計97社のスタートアップ企業を発掘・育成しており、様々な協業事例を創出した。
また、ハナ銀行は、ベトナム・インドネシアなど現地法人とパートナー社の海外インフラを活用して、ソウルフィンテックラボに入居した韓国の優秀なフィンテックスタートアップの海外進出に対して、陰に陽に支援する計画だ。
ソウル市は、グローバルセンターづくりに向けた空間を提供し、海外フィンテック企業の誘致・支援のために行政的にサポートする。
それとともに、ソウル市とハナ銀行は、「ソウルフィンテックラボ」と「ワンキューアジャイルラボ」に入居した国内外のスタートアップ企業同士が交流・協力できるネットワーキング・イベント・企業の投資誘致と販路拡大に向けた様々なプログラム(諮問・コンサルティング、投資説明会(IR)など)を共同運営する。選定されたスタートアップ企業は、個別の事務空間、ハナ金融グループ関係会社の提携・協業、直接・関節投資、グローバル進出支援など広範な支援を受ける。
ソウル市は、7月30日(木)、ハナ銀行と「フィンテックスタートアップの成長支援とグローバル進出に向けた業務協約」をソウル市庁西小門(ソソムン)2庁舎大会議室(19階)で締結する。業務協約式には、ソウル市のキム・イスン経済政策室長とハナ銀行のヨム・ジョンホ未来金融グループ長が参席する。
両機関は、協約を通じて、革新フィンテック企業の発掘~育成~投資誘致~海外進出支援はもちろん、市場の動向と規制・政策分析、支援プログラムの共同運営などフィンテック産業の発展に向けて多方面での協力を約束する。業務協約の主な内容は、優秀な海外企業の発掘や育成に向けた協業モデルの開発及び投資支援・海外進出支援と投資IRなど共同プログラムの運営・海外企業の誘致に向けた空間の提供及び行政的な支援・フィンテックのエコシステムが構築できる環境づくり及び金融産業の発展に向けた協力などだ。
ソウル市のキム・イスン経済政策室長は、「今回の協約を通じて、ソウルの革新フィンテックスタートアップへの支援に向けたソウル市とハナ銀行の持続的な官民協力の土台を築くことができた。 両機関の協力を基に潜在力ある韓国企業を先制的に発掘して、技術提携・投資誘致・海外進出を積極的に支援する。ソウル進出を希望する海外のフィンテック企業に対しても、本格的な支援に乗り出す。公共と民間が保有しているフィンテックスタートアップの育成や支援インフラとネットワーク・ノウハウを相互連携させることで、汝矣島をアジアフィンテックの中心に、ソウルがアジアの金融ハブとして跳躍できる道を開きたい」と述べた。