ソウル市のカーシェアリングサービス「ナヌムカー」が、世界最大規模の公共交通機関分野展示会で賞を受賞した。
2017年5月15日から17日まで開催された第62回2017国際公共交通連合世界会議(The 62nd UITP Global Public Transport Summit )アワードで、ソウル市のナヌムカーサービスが5都市・機関とともに「アジア太平洋地域革新政策賞」を共同受賞した。
これによりソウル市は、2005年の国際公共交通連合加入以来、2006年、2009年、2011年に続き4度目の受賞となった。
国際公共交通連合は、ナヌムカーが様々なIT技術と交通カードを連携させて市民誰でも簡単に使用できるようにした点、特に民間の技術力とソウル市の行政力によって作られた「官民協力カーシェアリング」であるという点において高い評価を与えた。
「ナヌムカー」とは、乗用車を持たないソウル市民でも、必要なときにいつでもどこでも自分の車のように便利に乗用車を利用できるようにしたカーシェアリングサービスで、2013年2月からサービスを開始し、現在の会員数は約155万人に及んでいる。