ソウル市は、革新技術・企業を対象に地下鉄・道路・学校などの各種施設と現場において最長1年間テストを行う機会と、最大5億ウォンの実証事業費を支援する「テストベッドソウル」事業を実施し、事業に参加する技術・企業を募集する。実証後には結果を評価して「実証確認書」を発行し、企業で韓国内や海外への販路拡大に向けたレファレンスとして活用できるようサポートする。
ソウル市を舞台に革新技術を実証する20社を募集
番号 |
選定企業 |
課題名 |
1 |
㈱NINETY
システム |
違法駐車の取り締まりが可能な
ディープラーニング基盤の
居住者優先駐車場の運営技術
(R&D支援型) |
2 |
㈱UNU |
下水管網の水質モニタリング用の
オンラインスマートセンサー
(R&D支援型) |
3 |
ユギョン
システム |
GNSSを利用した老朽基盤施設の
災害対応モニタリングシステム
(R&D支援型) |
4 |
MONEYBRAIN |
ディープラーニングの顔合成技術を
活用したAIソウル市長
(R&D支援型) |
5 |
ユビコントロール(株) |
災害(火災)時の避難方向の
認識エラーを低減する
動画型避難口誘導灯
(機会提供型) |
自治体で初めて開始し、2020年で3年目を迎えるテストベッドソウルは、大きく分けて2つの方法で運営される。実証場所や費用を最大5億ウォンまで支援し、中小・ベンチャー企業のみ参加できる①R&D支援型と、費用の支援はなく実証場所のみ提供する方法で大企業・中堅企業も参加可能な②機会提供型に分かれている。
ソウル市は2020年から都市問題の解決に向けた革新技術の実証効果を高めるため、市政の現場で必要とする人工知能、ドローン、ロボットなどの技術を事前に調査し、計20件の需要課題を「新技術受付所」(
www.seoul-tech.com)を通じて6月1日(月)に公開する。
ソウル市を舞台に革新技術を実証する20社を募集
分類 計 |
人工
知能 |
AR/
VR
|
IOT |
ビッグ
データ |
ドローン |
ブロック
チェーン |
ロボット |
新再生
可能
エネルギー |
自動
走行 |
クラウド |
20 |
4 |
4 |
3 |
2 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
1 |
また、「テストベッドソウル」に参加する企業の技術力を高めるため、実証期間中は常時コンサルティングも新設・支援する。企業に対し、単純な実証機会の提供に留まるのではなく、実証企業に技術・マーケティング・投資など約200名の「革新技術支援団」と連携し、分野別のオーダーメイド型専門コンサルティングを提供することで実証製品とサービスの事業化を全面的に支援する。