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[2012] 市長挨拶

  • ソウル市は、100年の未来を見通してその第一歩を踏み出します

  • [2012] 市長挨拶 SMG 1,400

    ソウル市未来遺産保存委員会委嘱式

    月日:2012年10月5日 会場:ソウル市庁懇談会場

    こんにちは。ソウル市長パク・ウォンスンです。文化・芸術、歴史、建築、産業、言論など各界各層を代表する方々をこの場にお迎えし、「ソウル市未来遺産保存委員会」を発足でき、大変嬉しく思います。

    100年後のソウルの大切な宝物をつくっていく「未来遺産プロジェクト」に意を共にしてくださったキム・ハクチュン委員長をはじめとする委員のお一人お一人に心より感謝申し上げます。

    今日は、委員会が正式にスタートすると同時に、「未来遺産プロジェクト」が本格的に発足する意味のある場です。

    ソウル市未来遺産プロジェクトは、「これ以上遅れてはならない」という危機意識の中で始まりました。

    超高速成長都市であるソウルは、数多くの近現代歴史文化遺産が再開発や建て替えなどで破壊され、消えている実情です。また、文化財保護法の保護対象ではない近現代文化遺産は、何の保護措置もとられないまま、消失しています。

    そこでソウル市が乗り出しました。これ以上遅くなる前に、たとえ現在は文化財として保護されなくても、50年、100年後には文化財として指定される可能性のある潜在的価値を有する遺産を探し出し、保存しようと思います。

    今日、ご出席いただいた未来遺産保存委員の皆さんが、ソウル市の「未来遺産プロジェクト」がきちんと役割を果たせるように、運営方向を正しく設定し、諮問してくださるよう期待しています。

    また、このプロジェクトは、法やソウル市が一方通行で主導していくのでなく、市民と共に協力する事業です。市民、民間団体、自治区などが提案した保存対象を委員会で選定し、ナショナルトラスト団体と協力する過程を経ることになります。

    様々なストーリーを持つ20世紀ソウルの姿をしっかり保存し、未来世代にそのまま継承していくことによって、ソウルの歴史と文化が途絶えることなく続き、観光資源として活用されることを希望します。

    そのような意味で、今日は、ソウル市が100年の未来を見通してその第一歩を踏み出す日です。この意味ある歩みを共にしてくださるソウル市未来遺産保存委員会の委員の皆さんに改めて深く感謝申し上げ、皆さんのご支援とご協力をお願いいたします。ありがとうございました。

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