ソウル市のFUNデザインで作られた公共施設「EPP Chair」が、世界3大デザイン賞の一つである「iFデザインアワード2025」で本賞を受賞した。
世界最大級のデザインアワードとされるiFデザインアワードでは、創造性・革新性・卓越性などが評価される。今回の受賞は、ソウル市の公共デザインの優秀性が世界に認められたものであり、都市デザインの競争力向上の成果とされる。
「EPP Chair」は、2024年にDFAアジアデザイン賞や韓国デザインアワード(KDA)などでも受賞した。今年のiFデザインアワードでは優れた公共デザインとして選ばれ、その価値が高く評価された。
軽量でありながら優れた耐久性を備え、さまざまな環境で活用することができる。実用性やデザイン性が調和しており、市民から高い関心を集めている。
特に、清渓川沿いに設置された「EPP Chair」は、市民が本を読みながら自然を楽しめるようサポートする役割を果たした。また、庭園博覧会では休憩施設として活用された。
今回の受賞は短期間の成果ではなく、「FUNデザイン」プロジェクトの下、市が着実に取り組んできた結果といえる。
ソウル市は今後もこのプロジェクトを通じて、市民の利便性を向上させると同時に、都市の品格を高めるデザインを持続的に披露する予定だ。