ソウル市の社会サービス従事者の平均月収は206万ウォンで、ソウル市全体の平均月収320万ウォンよりも114万ウォン少ないことがわかりました。
社会サービス職種は、正規職の割合が高いほど月収が多く、非正規の割合が高いほど月収が少ないことがわかりました。
注:社会サービスとは、国・地方自治団体、民間部門のサポートが必要な全ての国民に福祉や保健医療、教育、雇用、住居、文化、環境などの分野で人間らしい生活を保障し、相談やリハビリ、介護、情報提供、関連施設の利用、能力開発、社会参加への支援などを通じ、国民の暮らしの質の向上に向けて支援する制度のことです(社会保障基本法)。
ソウル市の社会サービス従事者の2014年平均月収は206万ウォン、1時間当たりの給与額は1万3千ウォン
‐社会サービス従事者の平均月収は、雇用労働省が発表した2014年のソウル市の平均月収320万ウォンよりも114万ウォン少ない
‐ソウル市の社会サービス従事者の1時間当たりの給与額は1万3千ウォンで、ソウル市の1時間当たりの給与額の平均1万8千ウォンよりも少ない
‐ソウル市の社会サービスの職種別の平均月収は、いずれもソウル市の平均月収320万ウォンよりも少ない
社会サービス職種は、正規職の割合が高いほど月収が多く、非正規職の割合が高いほど月収が少ないことがわかりました
‐平均月収が最も少ない職種は、「社会サービス機関プログラム運営講師・児童福祉教師」の133万ウォン、「准看護師」の158万ウォン、「一般事務職員」の160万ウォンの順
‐「社会サービス機関プログラム運営講師・児童福祉教師」の場合、児童共同生活家庭及び地域児童センターに勤務している人が多いため、契約社員及び時給労働者の割合が高い
(表1)ソウル市全体の労働従事者と社会サービス従事者の平均月収と労働時間(単位:時間、万ウォン)週平均 労働時間 | 平均月収 | 1時間当たりの給与額 | |
ソウル市全体の労働従事者 | 44.7 | 320.0 | 1.8 |
ソウル市の社会サービス従事者 | 40.4 | 206.4 | 1.3 |
(表2)ソウル市社会サービス職種別現況(単位:万ウォン、%)
平均月収 | 1時間当たりの給与額 | 正規職の割合 | 契約職の割合 | |
代表 | 283.3 | 1.6 | 97.6 | 2.4 |
中間管理職 | 279.0 | 1.7 | 97.6 | 2.4 |
看護師 | 242.0 | 1.4 | 95 | 5 |
リハビリ治療士 | 220.1 | 1.4 | 86.6 | 13.4 |
生活指導員 | 202.3 | 1.1 | 80.3 | 19.7 |
相談士 | 195.5 | 1.2 | 76.9 | 23.1 |
社会福祉士 | 191.8 | 1.1 | 73.4 | 26.6 |
一般事務職員 | 159.6 | 1.1 | 61.8 | 38.2 |
准看護師 | 157.6 | 1.0 | 56.8 | 43.2 |
社会サービス機関
プログラム運営講師/
/ 児童福祉教師 |
132.5 | 1.0 | 35.1 | 64.9 |
資料:2014年ソウル市の社会サービス従事者の処遇改善のための雇用実態調査(ソウル研究院副研究委員ユン・ミンソク)
※2015年2月23日にアップロードされた本インフォグラフィックスの内容の中で、「教師・保育士」という用語に誤解の余地があり、訂正したことをお知らせします。以前の資料で使用した「教師・保育士」とは、「社会福祉機関でプログラムを運営する従事者と、地域児童センターや児童共同生活家庭などに勤務する従事者」を指すもので、一部の現場で用いられているため使用しました。しかし、一般的な教師及び保育士と誤解される余地があり、「教師」は「社会サービス機関プログラム運営講師」に、「保育士」は「児童福祉教師」に訂正いたします。
出所:ソウル研究院、The Seoul Institute (http://www.si.re.kr/node/51441)