ソウル市のしっかりとした発展ノウハウと大切な行政経験を世界の発展途上国の都市と共有するための「都市行政修士号課程」が実を結び始めています。
2008年から外国の公務員を対象に高麗(コリョ)大学と共同で実施しているこの課程は、2010年2月に第1期修士号取得者19人(8都市)を排出しており、本国に帰国した修了生は自分の国でソウルの優秀行政を試験的に実施しています。
彼らは、△漢江(ハンガン)ルネサンス△タサン・プロジェクト△観光マーケティング△長期チョンセ住宅△都市デザイン△公共交通システムの再編など、ソウル市の主な事業について学習しています。
現在、10カ国12都市からの第2期生17人が論文を作成中で、8カ国9都市からの第3期生20人は高麗大学で教育を受けています。第4期は4月15日まで募集し、8月に本課程が始まります。
選抜された海外都市の公務員は、ソウルでの13カ月間の課程を修了した後本国に帰り、12カ月間論文を作成して提出することになります。
ソウル市は「都市行政修士号課程」によって姉妹友好都市の人的資源開発を支援し、発展途上国の都市発展に貢献すると同時に、ソウル市都市行政モデルを持続的に広報・伝播することで世界的な都市としての地位を高めていく計画です。