これからは高齢者・障害者福祉センター、青少年憩いの場、図書館、雇用・創業支援センター等、ソウル市内にある1,400余りの室内公共施設でも公共Wi-Fi「カチオン」を無料で自由に利用できる。「カチオン(Kkachi On)」とは、ソウル市が提供する無料の公共Wi-Fiの名称。ソウルのシンボルであり良い知らせを運んでくる吉鳥の「カチ(カササギ)」とWi-Fiがつながるという意味の「オン(On)」の合成語。
ソウル市は、すでに公共Wi-Fiを設置した1,133か所の室内公共施設に加え、2020年1年間でさらに310か所に追加設置し、合計1,443か所の室内公共施設に「カチオン」を設置した。2021年は120か所に追加設置する計画である。
また情報疎外階層がよく利用する福祉施設の室内等にも無料の公共Wi-Fi「カチオン」を設置する。これにより、情報疎外階層の月々の通信料金による家計の負担を減らし、地域間・階層間のデジタル格差を解消できるものと期待している。
無料公共Wi-Fi「カチオン」を利用する場合、スマホのWi-Fi機能をオンにして「SEOUL_Secure」(セキュリティ接続)を設定する。これを最初に一度設定しておくと、「カチオン」が設置された場所ならどこでも自由に無料でWi-Fiが利用でき、以前のように場所によって暗号化キーを入力するなどの手間が省けて便利だ。
またソウル市は、従来の公共Wi-Fiの問題点を解決するため、SSIDの一元化やWi-Fi6対応ルーターの導入によってセキュリティを強化し、速度を高速化するなど利用者の利便性をさらに高めた。
通信料金を気にせず利用できる ソウル市無料公共Wi-Fi「カチオン」のご利用案内
2021年からソウル市全域の公共Wi-Fiを「SEOUL_Secure」に一元化します。「SEOUL_Secure」を選択した後、ID欄に「seoul」、パスワード欄に「seoul」と入力して最初に一度だけ設定すれば、次からはソウル市内のあらゆる公共Wi-Fiに自動的に接続されるのでとても便利です。
○設置場所:主要道路、公園、散策路、バス停、伝統市場、観光スポット、福祉施設、公共庁舎、市内バス、マウルバスなどの公共生活圏
○利用方法:公共生活圏でスマートフォンのWi-Fiをオンにし、「SEOUL_Secure」を選択した後、ID欄に「seoul」、パスワード欄に「seoul」を入力します。
– Android:EAP方式[PEAP]を設定した後、CA認証書[検証しない]を選択、
– iPhone:証明書「信頼」を選択
○お問い合わせ:ソウル市庁情報通信保安担当官 02-2133-0022