「国際金融センター指数(The Global Financial Centres Index:GFCI)」評価で、ソウル市は世界各国の133都市・地域のうち10位を獲得した。2023年から3年連続でトップ10入りを果たした。
GFCIは、英国のシンクタンクZ/Yenグループと中国総合開発研究院(CDI)が共同で、毎年3月と9月に公表している。国際経営開発研究所(IMD)や世界経済フォーラム(WEF)などの機関による「事業環境」、「金融産業の発展」、「インフラ」、「人的資本」、「都市評判」の5つの項目のデータ分析と、専門家への聞き取り調査を基に算出される。
ランキングの上位を見てみると、アメリカのニューヨークが1位、イギリスのロンドンが2位となった。次いで香港が3位、シンガポールが4位だった。
ソウルは2019年には36位だったが、2021年3月に16位、2022年3月に12位と、着実に順位を上げてきた。2023年以降は10位を維持している。
特に、フィンテック分野では2年連続で10位を獲得し、デジタル金融都市としての競争力を示した。 市の関係者は今回の結果について、「ソウルフィンテックラボの運営を通じて入居企業が成果を上げたことや、ソウルフィンテックウィークの開催など、デジタル金融分野の活性化に向けた取り組みが功を奏した」と分析している。