フランス・パリのVELIB、カナダ・モントリオールのBIXIなどをベンチマーキングして導入した「公共自転車」の利用件数が10万件を突破し、積極的に運営されていることに伴い、ソウル市が公共自転車サービスの質をより強化する。
ソウル市が導入した公共自転車は通勤、通学、レジャー、観光など、市民がいつどこでも自由に自転車を借りて市内が移動できる便利なシステムで、ソウル市は2010年11月1日より上岩(サンアム)DMCや汝矣島(ヨイド)で導入し、計43あるステーションに440台の自転車を設置してテスト運営を行っている。
市によると、導入後から現在(6月12日)まで、公共自転車の総利用件数は11万559件で、モデル事業初期の今年2月までは一日平均359件、5月以降は一日平均612件と、導入初期に比べて利用件数が1.7倍以上急増する傾向を見せていることが分かった。
ソウル市が設けた公共自転車アップグレードの5大核心政策は、▴市民の意見・不満ケース別の改善策の提示▴CCTV、スピーカーの設置など、リアルタイムで現場の不便を解消▴無人貸出システムの円滑な利用のための「統合運用センター」の稼動▴近隣企業とのMOUによる交通誘発負担金免除の特典を提供▴適切な公共自転車利用文化定着のための広報活動および関連マニュアルの整備だ。
ソウル市は、公共自転車の故障にすぐ対応できる専用電話(☎1599-0120)を設けており、公共自転車ホームページ(
www.bikeseoul.com)をオープン、顧客センターメニューにある「市民の意見」でも使用者の意見を受け付けている。