ソウル市の優秀政策、行政ノウハウ、都市発展の経験などを、韓国国際交流財団(KF:Korea Foundation)の協力を得て海外に積極的に広めることにした。
韓国国際交流財団は大韓民国と外国との様々な交流事業を通じて国際社会における韓国のイメージを高め、国際友好・親善を増進するために設立(1991年)された外交部傘下機関である。ソウル市はこのような財団の持つ海外交流ノウハウを通じて相乗効果を生み出す計画である。
韓国国際交流財団は海外における韓国学振興事業、文化交流事業、出版・映像支援事業、海外からの関係者招聘など、公共外交事業を進めている。
これについてソウル市は26日(月)16時40分、新庁舎8階の歓談会場において朴元淳(パク・ウォンスン)市長と柳現錫(ユ・ヒョンソク)韓国国際交流財団理事長が出席した中、「ソウル市と韓国国際交流財団の総合協力に関する了解覚書」を締結した。
ソウル市はこれから韓国国際交流財団と▴ソウル市優秀政策および都市発展経験の海外共有総合協力、▴KFの海外関係者招聘事業、国家別フォーラム、グローバルセミナーなどの公共外交事業とソウル市の外国都市公務員招聘事業との連携、▴両機関の出版物、映像物などコンテンツの相互利用および学術、文化交流事業に対する相互協力、▴国内外のネットワークの共有および職員の相互派遣などを共同推進する。
とくにソウル市は韓国国際交流財団の主力事業である海外関係者招聘事業、国家別フォーラム、グローバルセミナーなど公共外交事業とソウル市の外国都市公務員招聘研修などの教育事業と連携し、ソウル市の優秀政策、行政ノウハウなどを積極的に海外と共有していく計画である。
今まで関心を集めたソウル市の優秀政策は、▴交通情報センター(バス中央路線制度)、▴都市鉄道公社ソウルメトロ(地下鉄)、▴永登浦アリス(阿利水)センター(上水道)、▴麻浦リサイクル施設、ワールドカップ公園(リサイクル)、▴清渓川文化館(清渓川)、▴岩寺大橋(河川橋梁)、▴麻谷、DMC(エネルギー、環境)などがある。
また、国家別フォーラムやグローバルセミナーなど公共外交事業にもソウル市が積極的に参加し、世界的なレベルの都市発展の経験を持つソウル市の成功や失敗の経験を海外都市と効果的に共有できるよう、協力していく予定である。
その他にもKFは、韓国学を中心とした学術・芸術・公演分野においてもソウル市と協力して相乗効果を生み出していくと期待される。