英国のシティー・オブ・ロンドン・コーポレーションが3月12日に発表した世界金融センター指数(GFCI)の第7次報告書で、ソウル市は調査対象に含まれて以来最も高い28位となりました。ソウル市は昨年9月に18ランク上昇した35位となって以来連続で順位を上げており、今回は前回よりもさらに7ランク上昇し、昨年の同じ期間に比べて25ランクも順位を上げています。
特に、ソウル市はアジアの都市のうち、「近い将来金融ハブとして発展する可能性が大きい都市」で3位となり、アジアの3大金融ハブとしての跳躍の可能性を確認すると共に、今後さらにGFCIの順位を上げていく可能性が十分あるものと期待されます。
ソウル市は、今回のGFCIの発表でソウル市が2回連続で大幅に順位を上げることができた背景について、ソウル市が積極的に推進している「オーダーメード型海外PRマーケティング」活動によって海外の金融専門家がこれまで低く評価しがちだったソウルの競争力を再認識するようになったためと分析しています。
ソウル市は、金融競争力世界トップ10入りを目指し、グローバルスタンダードに合ったビジネス環境を整備するため、国際金融センター(SIFC)の早期完成と共に、実質的なインセンティブ方策を準備し、実施する計画だと明らかにしました。
<世界金融センター指数(GFCI)とは>
GFCIは英国のロンドン金融特区(City of London)が主管し、コンサルティング会社のZ/Yenグループが調査・発表する、世界の主要都市の金融競争力を示す指数です。GFCIは、世界の金融関係者を対象に行う「オンライン・アンケート調査」の結果と人的資源、ビジネス環境、市場アクセス、インフラ、一般競争力の分野に対するIMD WEFなど約50の外部機関の評価資料を総合的にまとめて算出されます。GFCIは各都市の国際金融誘致競争力を評価する専門指標で、2007年から毎年3月と9月に発表されます。