ソウル市は新型コロナウイルス感染症の影響による不況の中でも、スタートアップ企業の成長が止まらないように100億ウォンを投入し、100社の有望企業にカスタマイズ型支援を行った「成長促進総合パッケージ」が可視的な成果を挙げている。製品化、R&D、雇用、販路開拓など各企業が必要とする分野を選択して使えるようにして、「先に支援-後から精算」方式で支援スピードを上げた。
2020年下半期にこれらの企業が達成した新規投資誘致は、合計856億ウォンで成果が最も目立った。新型コロナウイルス感染症の長期化による景気低迷で、投資の不確実性が高まった状況でも上半期と比べて73.3%の上昇となっている。
2020年の平均売上も前年比51.5%上昇、約22億4千万ウォンを売り上げた。企業成長と共に新規雇用も弾みをつけながら、350人の新規雇用を生み出した。これはソウル市の支援が行われる前と比べて20%近くの増加である。
一方、ソウル市は「成長促進総合パッケージ」に留まらず、この支援を受けた100社に対する追加的なスタートアップセールスにも乗り出す。100社の紹介と創業ストーリーを載せた企業パンフレットを制作し、大企業や民間ベンチャー投資機関などに提供する計画だ。特に、スタートアップに対する民間ベンチャー投資機関の推薦理由を一緒に収録することで、民間投資家や大企業の投資と繋がるように制作した。