電気と熱を生産すると同時に、低騒音で空間的効率性が高いため、人口密度の高い都心に適した燃料電池電力供給施設が新再生可能エネルギーのランドマークであるワールドカップ公園に設置される。
ソウル市は韓国水力原子力(以下、「韓水原」という)、韓国地域暖房公社(以下、「韓暖」という)、ソウル都市ガス、POSCOエネルギーと協力し、ソウル燃料電池発電事業(総容量20MW)における共同開発と推進のための協約を締結した。本事業は民間資本から全額を誘致して設置・運営され、ソウル市は敷地提供や各種許認可を支援する。
ノウル燃料電池発電事業は、今年の12月に着工し、2014年11月に竣工の予定であり、完成すれば、約4万3千世帯が年間使用できる電力を生産することになる。
ソウル市と参画企業は、新再生可能エネルギーの開発・普及が未来のエネルギー問題を解決するに当たって重要な課題であることについて共通認識をもって本事業を推進する。そのため、ソウル地域の電力自給率を高め、分散型電力供給設備を拡大するために協力することにした。
今回の燃料電池設置事業は、ソウル市の都心に設置される都心の分散型電源であり、電気はもとより、約9千世帯の使用する暖房用の熱も生産される。これにより、ソウル市のエネルギー自給率の向上と年間約21,000トンのCO2排出削減が可能となり、気候変動対策に寄与する効果も狙える。