ソウル在住外国人の生活の質は前年比やや上昇、幸福指数は韓国人よりも高く ソウル市は、ソウルの1人世帯、中産層、団塊世代、高齢者などをテーマに、ソウル市民の社会像を調査した「2010ソウルサーベイ社会像調査」の結果を4月27日(水)発表した。
「ソウルサーベイ社会像調査」は、市民の生活の質や暮らしぶり、住宅環境、興味、価値観など、ソウルの全面的な社会像を把握し、市政の運営や政策立案の基礎資料として活用するために、2003年に第1回調査を実施して以降、毎年実施している。
ソウルサーベイの調査結果を見ると、団塊世代の世帯月平均所得は391万ウォンで、10世帯のうち7世帯(68.3%)が住宅を所有している。また、36.1%は大学卒業以上の学歴で、25.2%が専門職に従事していることが分かった。
1人世帯の幸福指数は60.9点で、2人以上の世帯(66.1点)よりも低く、ボランティア(13.6%)、寄付の経験(34.3%)も2人以上の世帯に比べて低かった。
統計庁の推計人口を見ると、2010年にソウルの65歳以上の高齢者人口は94万1千人(9.4%)で、2030年には4人に1人が高齢者(22.3%、210万3千人)になるものと予想される。
2千5百人を対象とした外国人調査の結果、ソウル在住の外国人の生活の質は6.78点で、昨年よりも0.26ポイント上昇したことが明らかになり、幸福指数は7.14点で、韓国人(6.59点)よりも高かった。外国人が感じる物価指数は、自国を100とした場合144.2と回答した。
企業の調査結果をみると、熟練労働力の求人について、韓国企業と外国人投資企業ともに前年比「難しい」と答えている。
企業の人件費の負担と調査の負担は、韓国企業がより多くの負担を感じる一方で、業務上の規制は、外国人投資企業がより多くの負担を感じていることが分かった。